Yahoo!仕事上のストレスから精神的に余裕のない状態になっていることもあって、このブログの更新もこのところ滞りがちになってきてしまいました。いやぁ、人間関係って難しいですね…というか、あんなややこしい人がいると大変です。会社生活も10年を過ぎると色々あるものなので仕方ないのでしょうが。

そんな疲弊した私に今朝、Yahoo!グリーティングから一枚のカードが届きました。カードといっても単なる写真付きでメッセージが表示されるウェブページでしかなく、それこそ10年近く前からあるようないわゆる”Web 1.0″時代の懐かしい代物なのですが、知らない女性の名前で送られてきたので「これは新たな出会いのきっかけに!」と期待に胸が高鳴ります。

…なんてわけはなく、こんなものは間違いなくspam、それも出会い系詐欺かphishingか、そんなところでしょう。まあ差し支えないと思うのでそのまま転載しますが、一応メールアドレスは隠しておいた方がいいでしょうか。曰く、

いきなりこういうメールを送ってしまってすみません。
普段話す縁のない人とも知り合うきっかけを生むのがネットの醍醐味だと思っ
て^_^

それでグリーティングカードという形でyahooのオークション見ながらメール
交換のお誘いをしてしまったのですが、時間つぶしだと思って付き合ってもら
えるなら私のアドレスまでお返事ください。

xxxxxxxx@yahoo.co.jp

yahooでID検索していただけると,簡単ですが公開プロフィールを掲載していま
すので参考にしてくださいね(^.^)

当の私はというとくだらない世間話が好きな26歳のOLです(笑)
時間に余裕がなければこのメールは無視して頂いて構いませんので^^;

だいたい「ID検索すると公開プロフィールを掲載」なんてそんな遠回しにしなくても、もうちょっと情報をカードに載せればいいのにと思うのが普通ではないかと思いますが、あえて「どういう人なのだろう?」と興味を抱かせるのがポイントなのでしょうか。「くだらない世間話が好きな26歳のOL」というのは全く個性を感じさせない微妙なツボなのかもしれません。

私は今回初めてこの手のspamに巡り会ったのですが、世の中では流行っているものなのでしょうか。私には今、毎日百通以上のspamが届きますが、その半数以上は英文のもので、Office系ソフトウェアの違法コピーやViagraの宣伝のものが多いようです。これらは簡単にキーワードで弾くことができるのですが、たまに必要な英文メールがspamと誤判定されて埋もれてしまっていることがあるので気が抜けません。対して日本語のものは出会い系なのかエロ系なのか、あるいはそれらに偽装したphishingなのか、全く毛色が異なるのが面白いものです。まだまだ日本ではインターネットは公共インフラとしては完全には認められていないということの表れなのかもしれませんが、なんだか文化的に遅れているような気がしてちょっと惨めな感じがしてしまうのは私だけでしょうか…?