昨年、Threads一周年という記事を書いて紹介しましたが、写真をベースにしたSNSのInstagramを成功させた、その親会社であるMetaが、文字をベースにしたSNSにも取り組んでみたというのがThreadsだと思います。サービス開始から2年が経ち、機能的にもだいぶ充実してきました。
前回の記事ではまだFediverseには繋がる予定だけ発表されている段階でしたが、Threadsの投稿をFediverseに流す機能については実装されました。Fediverseの投稿をThreadsで共有したり、外部のアカウントをフォローしたりといったことはまだできないようですが、一定の進展があったとは言えるでしょう。
また、当初は専用のスマートフォンアプリからだけアクセスできましたが、ウェブブラウザからでもまず閲覧のみできるようになり、その後投稿もできるようになりました。私のようにスマートフォンのスクリーンキーボードから入力するよりも、PCのキーボードからの方が早く楽に入力できるという人にとってはありがたいことではないでしょうか。
そういった機能上の利便性もありますが、当初からのコンセプトであり、名前にもなっているスレッドを作ってコミュニケーションを取るという仕組みは、これまでのTwitterのような直線的なものよりも優れた点があるように思います。あるスレッドにいる限り、特定のトピックに関するやり取りに集中できるというのは、当初感じた以上に良いもののような気がします。
また、おすすめのアルゴリズムもよくできているのか、何気ない投稿もそれが届いてほしい人に届いているように感じます。特にハッシュタグなどでターゲットを明示しなくても、その投稿の内容から関心のありそうな人に届けられるように設計されているのだと思います。
当初、自分がフォローしているアカウントの記事が表示される「フォロー」のタブではなく、おすすめのタブがデフォルトで表示されることについて不満が高まっていたように思いますが、私自身はフォローのタブを開くことはほとんどなく、おすすめのままで知らない人たちとのコミュニケーションを楽しんでいます。
なお、XよりもThreadsのほうが変な人が少なくて平和な気もしてますが、それは私が「この人とは関わりたくない」という人を積極的にブロックしているからかもしれません。私相手ではなくとも、他の人に対して暴言や嫌な発言をする人は未然にブロックするようにしているのですが、これはSNSならではの自衛策というか、居心地のいい場所を得るための手段ではないでしょうか。

