Ice Age: The Meltdownピクサーやジブリばかりがアニメじゃない

先日、子供達が「アイス・エイジ」のDVDを引っ張り出してきて「めっちゃおもろい」などと言いながら観ていたのですが、そういえば2作目は借りていなかったな、そういえば今週末はTSUTAYAの半額セールだったっけ、ということで、続編の「アイス・エイジ2」を借りてきて一緒に観てみました。

アイス・エイジ2 (特別編)
監督:カルロス・サルダーニャ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2008/04/16)
ISBN/ASIN:B0014B8A9M

1作目は6年前の作品ということで3DCGアニメーションの技術も今と比べるとまだ拙いもので、その映像の不自然さが少々目に付いてしまい今一つ楽しめなかったのですが、続編の方はその4年後、今からちょうど2年ほど前の公開ということで、キャラクターの動きはより自然になり、毛皮の質感の表現などは目を見張るほどのもので、DVDの画質ではとても描ききれないほどになってしまいました。全く技術の進歩というのは…

今回は子供達と一緒だったので日本語の吹き替えで観たのですが、最近のアニメ作品は声優に有名タレントを起用することで注目を集めようとしているのがちょっと目に余るような気がします。まあ、主人公の一匹、ナマケモノのSidを爆笑問題太田光が演じているのは悪くないような気もするのですが、フクロネズミのEddieとCrashやマンモスのEllieの配役はどうなのかなという感じです。ヘタで聞いていられないというほどではないのですが、本職の声優さんが演じればもっといいのではないでしょうか。

しかしそんな中で、サーベルタイガーのDiegoを演じる竹中直人の声は凄くいいですよね。強面のサーベルタイガーにぴったりですし、それでいてコミカルな表情も上手く表現していて、実に素晴らしいと思います。やはり本物の俳優さんは台詞の表現力というのも重要ですからね。

映画のストーリー自体はまあどうということはなく、氷河時代にも地球温暖化が問題になっていたのか…と真剣には思いませんが、時節の話題に絡めてきたというところでしょうか。まあ子供と一緒に観てちょっとほのぼのするシーンもあり、声を上げて笑ってしまうシーンもあり、そこそこ楽しむことができました。ピクサー作品のように感心してしまうほど練り上げられたものではありませんが、こういう軽い作品もたまには悪くないのではないでしょうか。