内容が内容であっただけに記事にするのも気乗りがしない昨日のイギリスGPですが、睡魔とのバトルを繰り広げながらせっかく観戦したので書いておきましょう。昨日は参院選の報道番組のせいで1:30から放送開始の予定だったわけですが、それがさらにバレーボール中継の延長かなにかのせいで2時スタートになって始まる前から嫌な感じでした。
佐藤琢磨は2ピットストップの戦術を取ったせいもあって予選9位だったわけですが、アロンソのエンジン交換による繰り下げで8番手スタートとなりました。その琢磨、ファーストラップは前を走るモントーヤとのバトルの末、見事オーバーテイクに成功し、楽しいレースを予感させてくれたわけですが、その期待は見事に裏切られました。その次の周回のコースアウトで抜き返され、その後も冴えない走りでせっかくの戦術も全く役に立たないまま、11位でレースを終えることとなりました。レース後のインタビューではマシンが言うことを聞いてくれないとのことでしたが、担当エンジニアが当日の交通事故でサーキットに来られなくなったという不運の影響か、セッティングが煮つめきれていなかったのでしょう。全く残念なことです。
レース全体としては、ポールポジションからスタートのライコネンがマクラレンの復活を期待させる走りで序盤はかなりの速さを見せていましたが、その後徐々にペースダウンしてしまい2位でフィニッシュ、2ピットストップ作戦で4位からスタートのミハエル・シューマッハが今季10勝目を上げてしまいました。後半にトゥルーリのクラッシュでペースカーが入る直前には、すでにトップにいたミハエルが3位を走るバリチェロを有利にするためにわざとゆっくり目に走って2位のライコネンを封じるという臭いシーンもありました。
まあしかし、あまりにフェラーリが速すぎてあきれてしまいます。10年ちょっと前のマクラレン・ホンダのセナ・プロ時代の方がまだこの2人のバトルがあって楽しかったと思います。だからといって、レギュレーションでマシンの差を無くしてしまうというのも、逆にどのクルマでも同じかと思うと楽しみの1つがなくなってしまうような気がして今一つです。今季はこれからルノーの安定感、マクラレンの復活と、BARの活躍が期待できそうなので、いつフェラーリの牙城が崩されるか、という楽しみ方をすることにします。
