Super Bowl XLVIアメリカ人が夢中になるのもちょっとわかった気が。

アメリカで2月の第一日曜日は何の日か、というとテレビ中継の視聴率が40%を超えるという超人気イベントであるSuper Bowlの日です。アメリカンフットボールのプロフェッショナルリーグであるNFLの優勝決定戦となる試合ですが、メジャーリーグやNBAを凌ぎアメリカで一番の人気を誇るプロスポーツの最高峰ですから、大変な盛り上がりとなります。このテレビ中継のスポンサー各社はここで流すためだけに高額な制作費をかけてCMを製作したり、ハーフタイムショーには超一流のアーティストがノーギャラで出演したりとまさに特別なイベントとなっています。

ということで、私はSuper Bowlという名のボウリング場で行われたボウリング大会に参加してきました…というのは冗談ですが、デトロイト日本商工会主催のボウリング大会があったので、同僚らと参加してきたのは本当です。私自身のスコアは2ゲームの平均が140を越えたので調子は悪くなかったのですが、優勝チームの平均は200を大きく上回っていましたので全く手に負えません。その人達は日頃から練習を積んでいるそうなので、年に1度や2度しかやらないような私達が対抗できるわけもなかったのでした。それはともかく、このあとSuper Bowlの観戦会をやるのでうちに来ないかとN君が誘ってくれたので、今自宅にテレビのない私にとっては願ってもない誘いということでお邪魔してきました。

しかし、アメリカンフットボールというのは多くの日本人にとってはあまり馴染みのないスポーツで、私も学生の頃に覚えたルールをすっかり忘れてしまっていました。はじめのうちは試合を観ていても何が目的なのだったかがさっぱりで着いて行くことができなかったのですが、しばらく見ているうちに思い出しました。まあ要するに攻撃側はボールを前へ運べばいいわけですが、色々と形式化されている所があって他のスポーツとはかなり異なる独特なものがあります。特に、同じ「フットボール」でありながらサッカーとの違いは大きく、そもそもフットボールなのに足でける場面はそれほど多くありません。

今回対戦したのはNew York GiantsNew England Patriotsという東海岸のチーム同士だったので、他の地域の人達はどちらを応援するのかも難しかったのではないかと思いますが、PatriotsのクォーターバックであるTom Bradyミシガン大学出身だということで、ミシガンの人の多くはPatriotsを応援しているのではないかという話でした。ということで私もPatriotsを応援してみたわけですが、終盤まで勝っていたにも関わらず決定的なプレイで逆転され、結果は残念ながらGiantsの勝利に終わりました。しかし、終了間際まで再逆転の僅かなチャンスを残した緊張感のある試合となり、素人目にもさすが最高峰の試合と感心してしまいました。

またもう一つ楽しみにしていたのが、今回のハーフタイムショーがMadonnaだったということです。つい先日ニューシングルの発売とニューアルバムの先行予約を開始したところで、そのアルバムのプロモーションのための出演ということなのでしょうが、やはり非常に金のかかったステージとなっていて、短い時間でしたがMadonnaらしいショーが見られて嬉しかったです。来年はおそらく自宅で家族で観ることになるかと思いますが、このハーフタイムショーに誰が出演することになるのか、そしてもちろん対戦することになるチームがどこなのか、今から楽しみです。