思わず食欲が…
ミシガンに赴任してから会社の人に言われたのが、こちらは非常に乾燥しているので手がカサカサになってひび割れしてきてしまうからハンドクリームなんかが必要だよ、ということ。私はどちらかと言えば脂性なので、日本にいる間には冬場も全く乾燥を意識することがなかったので大丈夫だろうと思っていたのですが、それも甘かったようです。最初の2週間ほどで手の甲がカサカサになってきて、シャワーを浴びた時などにヒリヒリと痛みを感じるようになってしまいました。恐るべしミシガンの冬、ということで早速ハンドクリームを物色したのですが、VaselineのTotal Moisture Cocoa Radiantというのがちょっと変わっていていいかな、ということで買ってみました。何事においても「ちょっと変わっている」というのは私にとってはプラス評価なのです。
ココアやチョコレートの原料であるカカオ豆の油脂成分を配合しているということでこういう名前になっているのですが、まあさすがにココアの匂いはしないだろうと思っていました。ところが、するんです。手の甲に取って、手の平と両側にまんべんなく塗りこんでみると、自分の手から微かにココアの芳しい香りが… これは結構クセになるので、面倒くさがりな私もまめに塗ることになって良いです。
肝心の保湿効果はどうなのかというと、もちろん塗った直後は非常にしっとり良い感じです。そしてカサカサしていた手の甲もちょっと使っているうちに治ってしまったので、やっぱり効果ありといえるのではないでしょうか。少なくとも期待される役割は果たしています。また、塗り始めの頃に中指の甲の第一関節のあたりがパックリとひび割れになってしまい非常に痛かったのですが、これもしばらく丹念に塗りこんでいることで何とか治りました。
しかしどうしてそんなに乾燥してしまうのかというと、やはり冬場の気温が低いため、ホテルにしても自宅にしても24時間暖房がついているので仕方が無いのです。このため日本人の間では加湿器が必要と言われていて、当初は私も購入するつもりでいたのですが、現地の不動産屋によると結露してカビるのでやめたほうがいいとのことでした。確かに、外気温は低いので窓は二重サッシになっているとは言え冷たくなっていますし、壁も場所によっては断熱が不十分なところもあるでしょう。普段見えないところが結露して、そこがカビてしまっては大変ですから、やっぱりクリームなどで自衛して耐えるしかないのでしょう。
ということで非常に気に入ってしまったこのハンドクリームですが、最初10ozのボトルを買ったものの、携帯用のチューブも欲しいなあと買い足そうと思ったら、20ozのボトルを買うと3ozのチューブは無料、という特売をやっていたのにまんまと引っかかってしまい、結果我が家には同じ製品の3種類のサイズのものが並ぶことになってしまいました。もう冬も終わりなのでしばらく使う必要もなさそうですが、次の冬にも使えますよね… まさか乾燥してしまってダメなんていうことは…