合わないわけがないのですが。
私の自宅から最寄りのスーパーマーケットは歩いて5分ほどのところにあるのですが、以前からやや高級志向というか多少高くても良い物を選んで置いているようなところなので、毎日ここで買っていると少々食費がかさんでしまいます。したがって、ちょっとしたものならここで買うのですが、週末にまとめ買いをするときはちょっと離れたところにある大きめのスーパーに車で行くことが多いです。先日こうした話を職場の友人らとしていたとき、その近所のスーパーにあるほうじ茶のアイスクリームが美味しいということを聞いたので、いつか機会があれば買って食べてみようと思っていました。
今日は妻と買い物に出掛けた帰りにこのスーパーに寄ったのですが、その時に妻が思い出して教えてくれたのが、その名も「焙じ茶アイスクリーム」でした。久保田食品という高知県南国市の小さな会社のようですが、ちょっとこだわりのアイスをいろいろ作っているようです。
早速入浴後に家族で分けあってちょっとずつ食べてみたのですが、一口含んだあとで広がる香ばしい独特の香りがとても良く、なるほどおいしいアイスクリームでした。ほうじ茶が入っているというとなんだか意外な感じがしてしまいますが、紅茶や抹茶が入ったアイスクリームは美味しくてすっかり定着しているのですから、ほうじ茶のものがあってもまったく不思議な事はありませんでした。実は私は「法事の際に出すから法事茶」なのかと思っていましたが、焙じて(焙煎して)いるから焙じ茶なのですね。その焙煎によって独特の香ばしい香りが生まれていて、このアイスでもそれが活きているというわけです。
今日はもう一つごまアイスというのも買って、これも食べてみたのですが、こちらはアイスミルクなので軽く、良く言えばさっぱりしている、悪く言えばコクがないので焙じ茶アイスクリームとはかなり違います。値段も40円ほど安いのですが、満足度の違いはそれ以上にあるのではないでしょうか。さらに安いアイスではもっと脂肪分の少なくなってほとんどがラクトアイスになりますが、ラクトアイスの場合は植物性油脂などが添加されて脂肪分が補われていたりするのですね。このごまアイスではそうしたことをしていないので、ちょっとサクサクした食感になっています。ごまアイスということでこってりしたものを期待してしまったのでやや期待はずれな感じはありましたが、これはこれで決して美味しくなかったわけではありません。
他にもいろいろユニークなものがありますが、一番気になるのは生姜アイスクリームでしょうか。店頭にあったかどうか記憶にありませんが、もし見つかったらぜひ試してみたいと思います。