Takaki Bakeryパンよりぶどうの方が多そう。

たまに「米とパンとどちらが好きか」という質問があるかと思いますが、それはおかずとともに食べるエネルギー源としての主食についてのものでしょうか。としてエネルギー源として摂取するもので、美味しいからという理由で食べることはあまりありません。ただ、五穀米、十穀米や炊き込みご飯、チャーハンは好きですし、さらにカレーライスとなればもう大好物ですが、それは「米」が好きというのとはちょっと違いますよね。

パンの場合には日本独特の惣菜パンの類を除くとこういったアレンジが効きにくいのではないかと思いますが、それでも私はパンが大好きです。コンビニでおにぎりと惣菜パンのどちらを買うかといえば大抵はパンの方にします。具の入っているパンでなくても、ちょっと味のあるパンならそれだけで食べるのも好きです。特に好きなのはフルーツやナッツが入っているもので、またベースとなるパンではドイツのものが好みです。こんなことなので私には低炭水化物ダイエットは向かないと思っています。

ところで、先日妻が駅前のスーパーマーケットで買ってきたのが今回ご紹介するタカキベーカリー4種のレーズンミニブレッドというパンです。その名の通りカレンズモハベレーズン、ミゼットレーズンサルタナレーズンという4種類のレーズンがふんだんに使われたぶどうパンなのですが、袋ごと持った時にそのずっしりとした重みにびっくりしました。断面を見るとパン生地の部分とレーズンとの部分の比率が普通ではなく、まるで高級なフルーツケーキのようです。ミニサイズの薄切り食パン4枚だけなのですが、半分でもかなりの満足感がありますので一人で一気に食べ切ることはないでしょう。妻は私のために買ってきてくれたわけではないのですが、全部食べてしまいたいくらいですし、また自分でも買いに行きたいくらい気に入りました…というか、実際に買いに行ってみたのですが、その日は売り切れなのか入荷しなかったのか、店頭で見つけることができなかったので、それを妻に伝えたところまた別の日に買ってきてくれました。

タカキベーカリーといえば広島のパン屋さんですが、東京などではアンデルセンの名前の方が知られているでしょうか。私は若い頃はアンデルセンのビスケットドーナツが大好きでよく買っていたのですが、今はもう売られていないのでしょうか。いくら好きでもそう言っているだけではダメで、実際に買い続けないといけませんね。そういえば、駅前にあったはずのアンデルセンの店舗もなくなってしまったようですが、大した人口ではないのにDONQローゲンマイヤーポンパドウルなどが揃っている激戦区なので仕方ありません。

ちなみに、私にはちょっと意外なことだったのですが、アメリカのパンは美味しくありません。日本人がやっている、日本にあれば特別美味しいわけでもないごく普通のパン屋が成り立っているくらいなのです。私は郷に入れば郷に従えということでこのパン屋も避けてきましたが、現地の人にもファンはいるようでした。パンの美味しさについてはヨーロッパがとても羨ましかったのですが、もちろんニューヨークやシカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都市は別で、そういうところには世界中から一流の人が集まってくるので、とても美味しいパンが食べられるはずです。ミシガンはちょっと田舎なので仕方ないということですね。