また気持ちよく使えます。
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先日購入したHappy Hacking Keyboard Professional 2 Type-Sには非常に満足していて、こうして記事を書くのもとても気持ちが良いです。一方職場で使用しているHappy Hacking Keyboard 2はいつごろ購入したのかもよく覚えていませんが、キーボード裏にある製造日を見てみると”2000-06″とあります。なんともう19年も前に作られたものということですが、今でも機能的には何の問題もなく、毎日職場でメールや書類の文章入力に使用していて何ら不自由がありません。

とはいえ、キーボードも重ねた年月は隠せるものではなく、ABS樹脂製の筐体とキートップが黄ばんでしまい、いかにも年季を感じさせる見た目になってしまっていました。と、ここまでは先日の記事にも書いたのですが、新しいHappy Hacking Keyboard (HHKB)を購入したことでHHKB愛が高まってきてしまい、なんとか復活させたいということでいろいろ調べてみました。

以前、私がこのブログ(の前身)で2005年に「キーボード掃除」という記事で書いたとおり、キートップを掃除(というか洗濯)するのは簡単です。1個1個外して洗濯ネットに入れて、そのまま洗濯機で回せば表面にこびりついたホコリ等はきれいに取ることができます。筐体の汚れは分解して水洗いする人もいるようですが、メラミンスポンジが効くということなので激落ちくんを使ってみたところ、確かにちょっと擦るだけできれいになりました。

黄ばみについては汚れではなく、ABS樹脂に含まれる酸化防止剤が変性して黄変するというものらしく、この黄ばみを取り除くためには酸化防止剤を過酸化水素紫外線を用いて還元すれば良いとのことです。あえて難しく書いてみましたが、この過酸化水素は衣類用漂白剤であるワイドハイターEXパワーを使うと良いらしく、これに漬け込んだ状態で数時間日光に当てておけば白くすることができるとのことでした。

ということで、連休に入ったところで職場からHHKBを持ち帰り、ゴールデンウィーク初日に早速やってみることにしました。自宅にはワイドハイターはなかったので近所のショッピングモールで購入し、また漬け込むための容器として透明で蓋のあるものが良いとのことなので同じモール内のダイソーで適当なものを買ってみました。この容器にキートップを並べて、浸るくらいにワイドハイターを原液のまま注げばよいのですが、ただそのまま注ぐとキートップ内の空気で裏返ってしまうので、キッチンペーパーを被せてその上から注ぐと良い、という先人の知恵を見つけたのでその通りにしたところうまくいきました。キッチンペーパーはそのままで天日に晒しますが、その程度なら紫外線は透過するので問題ないようです。

自宅のテラスはやや東向きなので本当は午前中から晒しておけば良かったのですが、始めたのが正午過ぎだったので、5時過ぎまで外に出しておいたものの直射日光が当たっていたのは3時間程度かもしれません。しかしそれでもだいぶ黄ばみは取れたような気がします。ただ、比較対象がないのでどの程度きれいになったのかがよく分からず、また元の黄ばんでいない状態を見たのはだいぶ前のことになるので覚えておらず、もとに戻ったのかどうかは分かりません。しかし、やって見る前は明らかに黄色かったので、今はそう感じないということは効果があったということなのでしょう。

なんともはっきりしない結果になってしまいましたが、少なくとも汚れは落ちてツルツルきれいになったので、連休明けからはまた気持ちよく使うことができます。それにしても20年近く使い続けることができるとは思いませんでした。当時は20代で経済的余裕もなかったのでかなり思い切って購入したものですが、これだけ使うことができれば安い買い物だったのではないでしょうか。