先日テレビで日産社員の方がゴーン社長を評する時にも使っていましたが、かなり切れる人を形容する言葉に「1を聴いて10を知る」というものがあります。人の話を聴いたとき、その内容から想像力を働かせてその人が言わんとしていることやその背景など、実際には説明しなかったようなことまで理解してしまうようなことをいうわけです。私も一緒に仕事をする人には、さすがに「1を聴いて10を」とまではなかなか要求できませんが、8ぐらいを聞いて10理解してもらいたいものだと思いますし、私自身もそれ以上を目指して想像力を維持したいと思っています。

しかし、世の中にはいろいろな人がいるものなので仕方がないのですが、10を聞いて7くらいしか理解できない人がいます。大して難しい話でなくてもそうなので、そういう人は理解しようとしていないのではないかと思ってしまいます。

今日職場で、業務に使用するシステムについて代表者に対する説明会があり、私も参加してきたのですが、そういう人のためにイライラする時間を過ごす羽目になってしまいました。そもそも「代表者」を対象にした説明会なので、それなりに理解できている人が集まっているはずなのですが、一通りの説明が終わったあとの質疑応答の場で、前の人が質問した内容とほとんど変わらないことを繰り返し聞く人がいて、予定の時間を超過してしまうということになりました。それも1人2人ならまだいいのですが、3、4人もそういう人がいるので困ってしまいます。

同じ職場にいる人たちなので、みなそれなりの学歴のある人のはずですから、学力などとは特に関係なく、まさに「想像力」の差なのだろうと思います。想像力を鍛えるには読書というのが非常に有効な手段なのだろうと思いますが、最近は本を読まない人が増えているようですし、今後ますますその傾向が進むのかと思うと目の前が暗くなってしまいます。

ただ、たまにちょっと困る人もいて、話をしているうちに間違った先読みの結果かみ合わない答えをされて、「そんなことを言いたい訳ではないのだけど」と訂正しなければならないこともあるので、想像力だけではいけないのかもしれません。こういう人の場合は「10を聴いて(8+5j)を知る」といった感じでしょうか…