昨年、「健康増進法」なるあやしい名前の法律が公共の場所での喫煙を実質的に制限するような内容に改正され施行されるなど、愛煙家には厳しい向かい風が吹いていますが、今年から大相撲が全場所で館内全面禁煙となったということです。
私は子供の頃喘息を患ったせいもあって、タバコは生まれてから一度も口にしたことがなく、吸いたいと思ったことも一度もありません。しかし、職場の会議室には一部喫煙可能な部屋があり、煙草を吸う人はその部屋で会議をしたがるようなのですが、吸わない私にとっては全く迷惑この上ないことです。吸う人は控え目に「吸う権利」を主張しますが、吸わない人の健康を脅かしてまで許されるものではないでしょう。
多くの「愛煙家」は若い頃に「カッコいいから」という理由で吸い始めてしまうようですが、結局はニコチンの中毒作用に侵されてしまい、なかなかやめることができなくなってしまいます。「落ち着く」「間が持つ」「食後の一服がたまらない」などというのは後付けの理由でしかなく、「やめられるものならやめたい」という人が多いのではないでしょうか。国が健康増進法により喫煙を制限しようとするのは喫煙により健康保険の負担が大きくなっているためなのですから、自分の体のことを思うのならばすぐにやめるべきですが、すでに「煙草をやめたくてもやめられない」という病気にかかっているので大変なようですね。
外国ではタバコ一箱が1000円というようなところもありますが、日本では10円値上げするだけでも反発が大きくなかなかそこまでのことはできないようです。しかし、喫煙を原因とする医療費を嫌煙家が負担させられるというのは納得がいかないので、相応の額を負担してもらいたいと思います。またそれによって経済的な理由で煙草をやめる人が出てくれば一石二鳥というものです。しかしあまりに厳しく制限するようなことになるとアングラなものになって犯罪の元となりかねないので、ほどほどというのが重要ですね。
一番いいのは若者が喫煙を始めないようにすることなのですが、教育現場での対応が厳しい取り締まりということだけでは効果が薄いのではないでしょうか。その取り締まる側の生活指導の教師が愛煙家だったりしては全く意味がありません。未成年の喫煙は「違法」だからダメで先生は大人だからいい、などというようなことでは子供も納得できません。私は、教師だった人にこの話をしても全く理解してもらえず「先生はいいんだ」の一点張りで大変失望した記憶がありますので、まずは大人の意識改革が必要ということになるのでしょうか。
