現在フランス・パリで開催されているオリンピックでは、これまで禁止されていた表彰台でのセルフィーが許可されることになったということで注目されているそうです。
これは公式スポンサーのSamsungが最新の折りたたみスマートフォンであるGalaxy Z Flip6を全選手に配布しているということで、これを使用したセルフィーに限って許可されているということだそうです。オリンピックの商業主義を象徴するものの一つにも思えますが、このおかげで一緒に表彰台に上がっていた韓国の選手が北朝鮮の選手と一緒にセルフィーを撮るというような美しい出来事もあったということなので、まあ良しとしましょう。
しかし、オリンピックで今までセルフィーが撮られていなかったというようなことはなく、あくまで表彰台では禁止されていたというだけのようで、たとえばGetty Imagesには多数のセルフィーがありますし、中には表彰台で撮られているものもあります。今の時代にセルフィーなんて日常の一部でしょうし、選手も多くが若者なのですから、その一世一代の晴れ舞台をセルフィーに収めておきたいと思うのは自然なことで、目くじらを立ててやめさせるようなことではないでしょう。
どうも特に日本にはスポーツを神聖なものとして見る人が多かったと思いますが、そういう老害も今後減っていいくことになるでしょうから、選手の皆さんものびのびやって、最大限のパフォーマンスを発揮してもらい、終わったあとは十分に楽しんでもらいたいと思っています。まあ私自身はオリンピックというのは妙なナショナリズムが苦手でほとんど見ないのですが。