先日、近所のスーパーでおやつを物色しているときにまた新しいお菓子を見つけました。梶谷食品の「梶谷のコンガリサクサク」という名前のビスケットです。
「こんがり香ばしく焼き上げたフライ風味のビスケット」という謳い文句の製品ですが、見た目はミレービスケットにも似たシンプルなビスケットです。しかし、ミレーと比べると軽いサクサクとした食感で香ばしく、食べてみると意外なほどはっきりとした違いがあります。もちろん好みもあるでしょうし、どちらが美味しいということではないのですが、私はこのコンガリサクサクが気に入ってしまいました。
商品名についてはどうなのかと思わないでもありませんが、これはこれで独自性はあるのでいいのかもしれません。包装は67g、86g、134g、195gと4種類の大きさがあるようですが、195gの製品だけは商品名のロゴがぜんぜん違うただの明朝体になっていて、まるでどこかのプライベートブランド商品のように雰囲気が異なっているのがちょっと不思議です。お得用だからということなのでしょうか。また、海外用の90gという商品もあるのですが、国内用と微妙に違う大きさなのも不思議ですし、海外でも普通に日本語のロゴになっているのが面白いところです。
梶谷食品は会社概要によると1944年からビスケット一筋にやってきて今年でちょうど80年という、岡山にある会社とのことですが、太平洋戦争末期に乾パン製造の工場として創業したようです。それが現在までしっかり続いてきたということですが、これまで私はまったく知りませんでした。しかし、全国のこういう小さな会社の製品にもキラリと光るものが多々あるのでしょうから、それらに出会えることを期待したいものです。また、このコンガリサクサクも私にとっての定番の一つにしたいと思います。