
ちょっと古いニュースになりますが、NTT DoCoMoがTower Recordsの日本法人の株式のおよそ40%を取得して筆頭株主になり、資本提携および業務提携を発表しました。これにより携帯電話による音楽配信という動きが加速するものと思われますが、私も学生時代からお世話になっていたTower RecordsがDoCoMoの傘下に入ってしまうとは考えてもみませんでした。
具体的な提携内容としては、
1. タワーレコード店舗におけるおサイフケータイの活用
NTTドコモが今後提供を予定しているおサイフケータイを活用した新クレジット決済サービスのモデル店として、タワーレコード各店舗における同決済サービスの導入を検討していきます。また、おサイフケータイの機能「トルカ」などと連携したサービスやポイントサービスなど、新しいサービスを利用できる環境の整備について検討してまいります。2. 音楽コンテンツおよび音楽情報における協業
タワーレコードの音楽ビジネスに関する優れたノウハウと、NTTドコモのiモードプラットフォーム運営に関するノウハウを融合させ、携帯電話での楽曲試聴サービスの充実や新譜・アーティストなどに関する音楽情報配信の更なる充実を図ります。その他にも今後両社で積極的に協議を行い、携帯電話と音楽を融合した新たな利用シーンの創造を図ります。
という2項目が掲げられていますが、前者についてはDoCoMoがいなくてもいいような気はするので、やはり本命は後者ということなのではないでしょうか。
auユーザである私にとってこの提携によって心配されるのは、今後Tower Recordsが展開することになるサービスがDoCoMoユーザでないと利用できないものになってしまうということですが、当然DoCoMoによる囲い込みの手段として使われるであろうということは予想できます。しかしそこを寛容にユーザ本位に考えて他のキャリアのユーザにも解放するような余裕を見せてもらいたいところです…がauにシェアをどんどん食われている今のDoCoMoにはそんな余裕はないのでしょうね。
おサイフケータイというのは私には利便性よりも気軽に使ってしまう危険性の方が気になってしまうので特に魅力を感じないのですが、プリチャージが必要なので歯止めはかかるので大丈夫なのでしょうか。特に都市部ではもう一般に普及してきているものなのかもしれませんが、Suica/IcocaやETCなど自動決済のシステムがどんどん普及してくると現金というものの意味がだんだん不明確になってきますね。やはり未来はそういう方向へ進むのでしょうか。
Tower Recordsも実店舗ではHMVなどの同業他社との競争があり、Amazonを始めとするネット通販との競争もあってだんだん厳しい状況に追い込まれてきているということもあるのでしょうね。私もAmazonを利用するようになって以来、すっかりTower Recordsはご無沙汰になってしまいましたが、店舗でパッケージを手にするとついついレジへ向かってしまうということもあるので、今後もぜひ頑張ってほしいと思っています。何といっても日本の輸入レコード販売の草分けですからね…
