Googleがウェブアクセス解析ソフトウェア企業のUrchinを買収すると発表したのは今年3月のことでしたが、今回その技術がGoogle Analyticsとして無料で利用できるようになりました。
ウェブサイトへのアクセス状況を多岐に亘る詳細なレポートで分析することができるもので、基本的に業務での利用を想定したものですが、規約を見ても私のような個人が利用することについて特に制約もないようだったので早速利用を申込み、このサイトに組み込んでみました。簡単な登録作業で利用が開始でき、自動的に生成されたJavascriptのコードを各ページのヘッダ部分に埋め込むことで分析が始められますが、テンプレートから自動生成されるblogのような場合にはテンプレートに組み込むだけで済んでしまうので実に簡単なものです。なお、例によってGoogleのアカウントが必要です。
サービス開始直後の2日間は世界中からのアクセスが集中していたのか動作が非常に重く不安定な状態が続いていたのですが、今日になってサーバも補強されたのかようやく安定してきたようです。「最初のレポートは12時間以内に表示できます。」と書かれていながら2日間は全くデータが表示されていなかったのですが、この2日間もデータの収集自体は行われていたようです。
Googleらしくグラフィカルで素人にもわかりやす分析結果が表示されるのですが、この結果を見ていると本当に色々なことがわかります。ユーザのアクセス傾向が手に取るようにわかるので、アクセス数を増やそうと思えば色々と手が打てるような気がしますが、それではユーザに迎合するだけで私自身の表現ではなくなってしまうように思うので、あえて方向性は変えないで行きたいと思います。
ちょっとショックだったのは「閲覧時間」という分析項目があるのですが、ほとんどの訪問者がわずか10秒以内であるという結果になっています。ということは、検索結果から迷い込んでしまったがすぐに閉じてしまったという状況ではないかと想像されるので、エントリーが蓄積されたので結局見かけのアクセス数は増えているものの、実際にちゃんと読んでいただいている人は本当に少ないということを意味するようです。寂しいことですが、それが現実ですよね…まあ、気にせず続けていきますが。