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John Wick: Chapter 3 Parabellum

ゲームの「無双」シリーズのよう。
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シリーズ最初の作品「ジョン・ウィック」は私がアメリカにいる間に観たわけですが、ハードなアクション映画として非常に楽しめる作品でした。そして帰国後に観た「ジョン・ウィック: チャプター2」では大きく広がった独特の世界観の中でアクションも派手になり、正当進化と言える作品になっていました。そして今回、3作目となる「ジョン・ウィック: パラベラム」が公開されたので初日に早速観てきたわけですが、今度はいったいどうだったでしょうか。

一旦は引退した殺し屋だったJohn Wickが愛犬と愛車の仇を討つことから始まったこのシリーズですが、どんどん泥沼にはまっていき、今回は闇の世界全体を敵に回して戦うことになってしまいます。しかし、この作品ではもうストーリーなどどうでもよく、Keanu Reeves演じるJohnがどれだけ派手に敵をなぎ倒していくかが見どころなのではないでしょうか。

今回もKeanuは渋くしかし時にコミカルに演じているのですが、今回Johnと共に戦うことになるSophiaを演じているのがかのアカデミー女優Halle Berryです。以前からX-MenシリーズのStormや「007 ダイ・アナザー・デイ」のNSAエージェントJinx役など様々なアクション映画にも出演しているHalleですが、このJohn Wickシリーズの大ファンで出演を懇願したとの経緯があるそうです。本作では愛犬2頭を意のままに扱いつつ拳銃でバッタバッタと倒していく、とても強い女性を演じています。

暗殺者の一人の日本人ZeroとしてMark Dacascosが出演しており、ちょっとだけ日本語の台詞もあるのですが、Mark自身は母親が日本人との混血といういわゆるクオーターだとのことながら日本語を喋ることはできないようで、片言以下でなんとか聞き取れないこともないという程度のものになっています。無理に日本語にしなくてもいいのにと思ってしまいますが、映画の雰囲気作りのためには必要なのでしょう。また、このZeroの登場時にはきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」がBGMとして使われています。

個性的だったのは字幕では「裁定人」と訳されていたAdjudicatorを演じていたAsia Kate Dillonです。この役をあえて女性に演じさせたのはなかなか素晴らしかったのではないでしょうか。Adjudicator自身が強いというわけではないが組織をバックにしている不気味さが強調されていて、非常に印象的な役柄だったと思います。

ということで、今回もそれなりに楽しむことはできたのですが、前作までを超えていたかというとどうでしょうか。本作もまた続きがあるような終わり方になっていたので、興行収入が悪くなければ続編が撮られることになるのでしょうが、Keanuも歳を取りますからね…下手にシリーズ化しないほうが良かった、とならないようにしてほしいものです。

John Wick Chapter 2

John Wick Chapter 2: Keanu Reeves as John Wick怖いのはアメリカだけじゃなかった…

スピード」で一躍有名となり、「マトリックス」で一世を風靡したKeanu Reevesですが、なんとなく朴訥な感じがするところに好感が持てるのではないかと思います。しかし、ハリウッドスターらしいキラキラしたところがないためか作品に恵まれないところがあるような気がします。そんなKeanuの最近のヒットとなった「ジョン・ウィック」の待望の続編、「ジョン・ウィック: チャプター2」が日本でもこの週末から公開となったので、その初日に私も早速観に行ってきました。

前作では亡くしたばかりの最愛の妻の形見を奪われ、復讐の鬼となった元暗殺者の主人公John Wickでしたが、今回の冒頭でようやくそれにケリが付くことになります。しかし、一度足を踏み入れてしまうと安穏としてはいられないのが裏の世界で、その掟に縛られて新しい仕事に手を付けざるを得なくなる、というのが今回の話になります。

何人かのキャストは前作から引き続きの登場となっていますが、今作ではLaurence FishburneがThe Bowery Kingという堂々たる役で出演しています。KeanuとLaurenceは「マトリックス」シリーズ三部作以来の共演となるとのことですが、それぞれ独特の存在感を持ち活躍する二人なので、他になかったというのがちょっと意外なくらいではないでしょうか。

Rotten TomatoesのTomatometerは前作の84%を凌ぐ89%となっていますが、アクションのスケールなどは確かに前作を大幅に上回るものとなっています。この作品の中でJohnがあの世に送った人数は一体何人になるのでしょうか。しかし、街中であれだけ銃声が鳴り響き、格闘が行われ、血しぶきが上がっているというのに、サイレンの音は聞こえても警官の姿は一度も見ることがありません。一体どうなっているのでしょうか。

なお、このシリーズはハードなアクションとよく練られた脚本がとてもいいのですが、もう一つ、音響も非常に良く出来ているのではないかと思います。ガンアクションに欠かせないのはもちろん銃声ですが、重みとキレのある音で大変迫力があります。本物の銃声を生で聞いたことはないので真実味があるのかどうかは判断できませんが、アクションに勢いとテンポを与えるという点では素晴らしいのではないでしょうか。

ということで、今作もとても面白い作品に仕上がっているので、ハードボイルドなアクション作品が好きな15歳以上の人はぜひ観てほしいと思います。