Ginger Ale Extra大人のためのカナダドライ

日本で「ジンジャーエール」といえばやはり何といってもカナダドライですね。私も子供の頃から馴染みのある定番ブランドです。クセのない万人受けする味で広く親しまれているのではないかと思いますが、ジンジャーエールとしては刺激が少なく、本当にジンジャーエールが好きな人にとっては物足りなく感じるのも事実でしょう。昨年にはリニューアルが行われて、以前よりも甘みが抑えられ、苦みが強められたとはいうものの、それほど大きな違いはないのではないでしょうか。

一方、ウィルキンソンのジンジャーエールは「ジンジャー」というのが生姜であるということを思い知らされる、強烈な個性の持ち主です。こちらの方は好きな人ははまるでしょうが、ダメな人は全く受け付けることができないはずで、大企業が売ってもあまり儲けになるものではなさそうです。

また、去年発売された世界のKitchenから ディアボロ・ジンジャーは純粋なジンジャーエールとは違うものの、生姜の味をしっかりと利かせつつもグレープフルーツの爽やかさで後味をスッキリまとめたなかなかの一品でした。一応今でも製造は続けられているようですが、夏が終わりを過ぎるとコンビニの店頭から姿を消してしまい、見つけたらぜひ飲みたいと思っているものの入手できない状況です。が、実はAmazonで購入することができるようですので、私も近いうちに買おうと思います。

さて、ようやく本題に入りますが、ジンジャーエールのトップブランドであるカナダドライも本格的なジンジャーエールを求める声に応えてということなのか、先月「ジンジャーエール エクストラ」という製品を発売しています。

大人向け炭酸ブランド「カナダドライ」から、より刺激的で洗練された「カナダドライ ジンジャーエール エクストラ」が新登場。
ジンジャーのスパイシーな味わいと心地よい炭酸の刺激、深い琥珀の液色をお楽しみいただけます。
パッケージは、高級シャンパンを彷彿とさせる濃緑色を基調に、カナダドライの洗練された大人のイメージを表現しました。

という宣伝文句を読み、どれだけ生姜が利いているのだろうかと期待して私も購入しました。

早速飲んでみると確かに生姜の味は強く利いていて、しっかりとした辛さを感じます。しかし、全体的に濃くなっているような感じで甘さもかなり感じるので、ウィルキンソンとはまた大きく違う味です。一言で言えば「カナダドライを濃くしたような感じ」で、実際に原液を濃い目に割っているだけなのではないかとさえ思えます。まあよく言えば「カナダドライらしさを強く残している」とも言え、実はこれがカナダドライの個性なのかもしれません。

ということで何となく物足りなさを感じはしたものの、コカコーラのルートに乗って売られているだけあって入手性がいいのは一つの利点です。私もコンビニに行ってジンジャーエールエクストラがあれば他の製品よりはこちらを選びますから、へたに個性が強すぎて全く売れず、すぐに店頭から消えてしまうようなものよりはいいのかもしれません。ただ、これでも他のブログを見てみると

こりゃあいくら生姜好きでも、わざわざ炭酸にしてまで飲まねぇよ!って感じのハズレでした。

と言っているような人もいますから、感じ方はやっぱり人それぞれですね…