Diabolo Gingerこういうのを長く売り続けて欲しいんですけどね…

関東地方を中心に猛暑に見舞われている今週、実家の最寄り駅から歩いて帰るまでの間の水分補給のために駅内のコンビニで飲み物を買おうと立ち寄った際、やはり最近はまっている午後の紅茶Special ダージリンスパークリングにしようかと思って冷蔵ショウケースに手を伸ばしかけたところでふと脇を見ると見慣れないパッケージの飲み物がありました。世界の家庭の“おいしいもの”をヒントにした「世界のKitchenから」というシリーズの商品で、5月から発売されていた「ピール漬けハチミツレモン」に次ぐ第2弾だそうですが私はこちらも見たことがなかったので最初はもっとマイナーな会社が関東限定で販売しているものかと思ってしまいました。

ということで「ディアボロ・ジンジャー」なるこの商品、

南フランス・プロヴァンスに伝わる、果物や野菜を砂糖と一緒に煮つめて楽しむ習慣をヒントに、香り高いジンジャーを煮つめてグレープフルーツ果汁と炭酸で割った、清涼感のある炭酸飲料です。

だそうですが、要するにショウガの強いジンジャーエールではなかろうかと勝手に判断し、さすがに大手のキリンが売っているのだからWilkinson Ginger Aleほど強烈なものではないだろうということで買ってみることにしました。Wilkinsonのも美味しかったのですが、真夏の強い日差しの下で渇きを癒すには不向きですからね…

早速すぐに飲み始めましたが、ショウガの味がしっかりと利いたなかなか本格的なジンジャーエールになっていて、ちょっと苦手という人もいるのではないかというくらい個性的な味になっていました。しかし後味は案外スッキリしていて、グレープフルーツの果汁が爽やかさを加えているのかもしれません。飲んでいるうちに上唇が熱くなってくるほどショウガが利いているようなのですが結構クセになる味で、私は結局その後もまた買ってしまいました。

日本でジンジャーエールといってCanada Dry以外のものを思い浮かべる人はあまりいないのではないかと思いますが、アルコールの飲めない私は外食に行って他の人がアルコールを頼んだときなどに代わりにジンジャーエールを飲むということが良くあります。これとはだいぶ異なる味わいなのでディアボロ・ジンジャーという名を付けて売ることにしたのでしょうが、この名前は逆に敷居を高くしすぎではないかという気もしますね。かといってジンジャーエールとして売ったのでは「なんだこれは!?」となることは必至ですから難しいものなのですが。

ところでシリーズ第1弾のピール漬けハチミツレモンの方も飲んでみたのですが、こちらの方はかなり普通っぽい味になっていました。後味にかすかなレモンピールの苦みが残りますが、それ以外は普通のハチミツレモンとの違いが希薄です。まあ特に他のものより高い値付けがされている高級飲料というわけでもないので、そんなに違うものになるはずもないわけですが、ディアボロ・ジンジャーの方が良かっただけに期待しすぎてしまったようです。とはいってもこのシリーズの第3弾が楽しみなのですが、はたしてどんなものが登場するのでしょうか。まさか第2弾で終わってしまったりはしませんよね?