LOOK Exotic A La Mode地に堕ちた信頼を取り戻すのは今か

家族でスーパーに買い物に行くと、必ず子供にお菓子をせがまれて買うことになってしまうのは習慣として問題があるのではないかとは思っているのですが、「100円まで」と決められてその中でどれにしようかと悩む子供の姿も微笑ましいのでついついいつも買い与えてしまいます。先日はたまに行くちょっと大きめのスーパーだったので、お菓子売り場も近所の店よりも広くてバリエーションが豊富、ということで子供たちもだいぶ迷っていました。そこで長男が見つけたのはそれこそどこでも売っていそうな昔からの定番、不二家のフルーツクリーム入りチョコレートのLOOK ア・ラ・モードでした。

「ふーん、懐かしいねえ。これお父さんが子供の頃からあるんだよ。」なんてことを言いながらショーケースを見てみると、今は他にも色々なフレーバーのものが売られているのですね。フルーツパフェなどをイメージした「パフェ ア・ラ・モード」や、「美容に良いイメージのフルーツをテーマにした」という「美 ア・ラ・モード」などというものがありましたが、一番私の気を引いたのは「エキゾチック ア・ラ・モード」なるものでした。

この「エキゾチック ア・ラ・モード」というのは

異国情緒あふれる、ちょっと奇抜なフルーツとチョコレートの意外な美味しさが楽しめる夏のLOOKです。チョコレートの中にマンゴー・パッションフルーツ・グァバ・ライチの4つのクリームが入っています。

という夏の期間限定の商品となっています。私がかなりマンゴー好きなのは何度かこちらでも触れたことがあるかと思いますが、基本的にトロピカルフルーツの類は大好きで、中でもこの4つのフルーツはポピュラーなものだと思いますが、私も例外なく好きなものです。

ということで、妻には半ばあきれ顔をされながらもそれにひるむことなく、私も子供と一緒にこの「LOOKエキゾチック ア・ラ・モード」をカゴに入れてしまったわけですが、しばらく冷蔵庫で寝かした後、つい先ほど満を持して味わってみました。まあ単に他の菓子があったので開けなかっただけなのですが…

普通の「LOOKア・ラ・モード」より20円ほど高いとはいえ、さすがにたかだか120円ほどのチョコレートなのでそんなに驚くようなものは期待できません。とはいえ、最初に口に入れたパッションフルーツ味のものはパッションフルーツ独特の酸味が上手く再現されていて、なかなか悪くありません。続けて食べたマンゴー味はチョコレートに負けてしまって今一つはっきりしませんでしたが、残りの2つはそれぞれそれらしい味がほのかに感じられ、なるほどというような感じでした。どれもフルーツの味は控えめですが、逆に不自然に濃い人工的な味がするよりも上品でいいのではないかと思います。これが絶妙なバランスなのかも知れません。

まあそれにしても例の「朝ズバッ」にはどさくさ紛れにひどく貶められたものですが、この「LOOK」の他にも数多くの強力なブランドを持つ不二家ですから、必ずや立ち直ってくることでしょう。ひょっとしたらもう既にかなりの所まで戻ってきているのかも知れませんが、社内に問題を抱えていたのは事実ですから、それをしっかりと浄化して、二度と同じようなことを起こさないようにはしてもらいたいものです。問題があったのは洋生菓子の方で直接は関係なかったとはいえ、それで済ませてはならないはずです。