IKEA GALANT大きな机は男のロマン!?

アメリカにやってきてちょうど一月が経ったところですが、日本から送った船便の荷物が到着したという連絡が先日ありました。自宅に届くのはまだ3日先になるのですが、これでようやく身の回りのものがひと通り揃って不自由もなくなるでしょうか。しかし、荷物が届いてもそれをしまう家具が無いので、実は荷解きはあまり進まないのです。収納家具もほとんどIKEAで購入するつもりでいますが、妻の意見も聞きながら揃えたいので、家族が揃うまではダンボールに囲まれて暮らすことになるのかもしれません。

しかし、この荷物の中には私のデスクトップPCも含まれているので、これは早めに開梱してセッティングしておきたいと思っています。そのためには、このPCを置いて使うための机も必要です。ということで、今日もまたIKEAに行って、GALANTというシステムデスクを購入してきました。このシステムデスクはいろいろな形状の天板や脚など様々なパーツを自由に組み合わせて好みの形の机を作ることができるのですが、私は熟慮の末、今のコーナーにちょうどいいスペースがあるので、そこに合うL字型の机を作ることにしました。

中心となるのはコーナーデスクですが、この天板が160cm×120cmもあって日本の家にはとても置けないような大きなサイズになっています。いや、出来れば置きたいのですが、なかなか難しいでしょう。しかし難しいのは日本に持って帰ることだけではありません。IKEAから自宅に持ち帰るのも大変でした。梱包のサイズは178cm×128cmとなっていて、私のCR-Vでは向きを色々考えて、さらに斜めにしてようやくぎりぎり収まったというところです。あと数cmでも大きかったら無理だったのではないでしょうか。まあ最悪の場合は配送を依頼すればいいのですが、$59という配送料も惜しいですからね。その他のパーツは大きなものはないので大丈夫です。
購入してきたパーツ
ということでなんとか家の中に運び込み、並べてみたのがこの写真です。一番左にあるのがコーナーデスクの天板ですが、その大きさがお分かりでしょうか。右奥にあるのは一緒に買ってきた椅子のJULESです。この椅子は日本では7980円で売られているようですが、アメリカでは$39.99と半額以下となっているのはなぜでしょうか。この値段でちゃんとガスシリンダー式の高さ調整ができるのだから大したものです。

組立自体、難しいことは特にないのですが、天板に埋め込まれた樹脂のネジ穴に金属フレームをタッピングネジで止めていかなければならず、これには結構な力が必要です。電動ドライバーやドライバービットを付けたラチェットレンチなどがあればかなり楽なのでしょうが、電動ドライバーは持っていませんし、あいにく工具箱は船便荷物の中です。途中で船便を待とうかという気になってしまったのをなんとか気力を振り絞って完成させましたが、右の手のひらには水ぶくれができてしまいました。しかしこんな水ぶくれなんて一体何年ぶりのことでしょう。

完成するまでにはなんだかんだで2時間半ほどもかかってしまいました。最大の難関は、裏返しにして組み立てた机をどうやって一人でひっくり返すか、ということでした。縦横2mずつある大きな机で重さも何十キロもありますから、下手をすれば大怪我をしたり借家に傷をつけかねないので慎重になり、いざとなったら3日後にやってくる引越し屋の人にお願いするが、ということも考えましたが、なんとか無事に終わりました。これは普通は一人で組み立てるものではないのでしょうか。でも家族がいて手伝ってもらえたとしても、やっぱり変わらないと思うんですけどね。一人だったからこそ大胆になれたということもあるような気がします。

ということで出来上がった机は広々としていて、非常に快適です。足が6本あるせいもあるのか、かなりしっかりしていてガタつきはありません。高さは60cm〜90cmの間で調整できるのですが、私はちょっと低めの70cmくらいに設定しました。今はまだ置くものがないのでガランとしていますが、これだけ広ければかなり余裕を持って置けそうです。もちろんこんな大きな机を独り占めするつもりはなく、左右の部分は家族にも使ってもらうつもりでこういう形にしたのですが、この大きさなら3人で使うこともできるのではないでしょうか。スペースさえあればもっと左右に伸ばして巨大な机を作ることもできるのでしょうが、一般家庭ではこれが精一杯でしょうね。ひっくり返すのも大変ですし。