東洋経済オンライン「休み連絡がLINEで来た」激怒した52歳部長と若手それぞれの”言い分” 上司が知らないたった一つの盲点という記事が掲載されています。曰く、20代社員が体調不良で休むという連絡をLINEで寄越したことに、52歳の営業部長が腹を立てているということなのですが、果たしてLINEで当日に休暇取得の連絡をすることには何か問題があるのでしょうか。この部長が怒っているポイントは、電話をするべきだということと、始業5分前という直前ではなくもっと早く連絡すべきだということだそうです。

まず、私は全然電話なんて受けたいと思わないのですが、電話で体調の深刻さが分かるとか、電話でないと誠意が伝わらないということが記事にも書かれています。しかし、本人が体調が悪くて休みたいと言っているのですから、休ませればいい話です。大した症状でないと思ったら出てこいと無理強いするのでしょうか。仮に仮病だったとしても、有給休暇の範囲内なのであれば休ませればいいのではないでしょうか。また誠意というのもなんなのでしょうか。病欠を申請するのに何の誠意が必要なのか、私にはさっぱり理解できません。「迷惑をかけてごめんなさい」と言わせたいのでしょうか。

直前の連絡になったというのも、体調不良がいつやってくるかなんて、場合によるでしょう。記事にあるように、出社途中で急に調子が悪くなるということもあるのですから、仕方のないこともあります。しかし、もしこのような場合に「電話でなければいけない」というのであれば、それこそ始業時間を過ぎてからでなければ確実に連絡することもできません。電話であれば、それでも申し訳なさそうにしていれば良かったのでしょうか。

LINEなどのメッセンジャーアプリや、電子メールなどにはいつでも送ることができて、相手の都合のいい時に見てもらえるという利点があると思います。電話の場合は互いに同時に電話口にいる必要があるので、自分も相手も拘束することになってしまいます。それでも電話のほうがいいというのは本当に理解できません。私はここ数年リモート勤務が多くなっているので、ほとんど会社の電話に出ることがなくなりましたが、不便に感じるのは電話で連絡を取りたがる取引先がいるので、出社している同僚に伝言の手間をかけさせてしまうということくらいです。

それにしても、これはお辞儀ハンコほどしょうもない話ではありませんが、根は似たような話なのでしょうね。

しかしこの記事で愕然としたのは、この営業部長が自分より年下だということです。その歳でこんな老害ぶりを発揮しているということは、私も知らず知らずのうちに迷惑をかけているのではないかと不安になってしまいます。本当に大丈夫でしょうか。説教がましいことは言わないように気をつけているつもりですが、若手社員には私の言葉がどう響いているのか、必要以上に深刻に受け取られていないか、あるいは単にウザがられていないか、心配でなりません。