今年はもうシーズンも終わりでしょうが。
この週末、昨日が妻の誕生日だったのでそれを口実に1日休暇を取り、家族で福井県に1泊の旅行に行ってきました。つい先週夏の長期連休が終わったばかりで、しかもこの1週間は休み疲れで全く仕事が手につかなかったというのにそんなことをしていていいのかと気が咎めないでもありませんが、まあ「妻の誕生日」という大義名分がありますし、半年ほど前から、というより毎年計画している休暇なのでやることさえやっていれば構わないはずだと勝手に決めつけています。
それはさておき、泊まったのはスキージャム勝山なのですが、それは単に会員権があるホテルハーヴェストがそこにあって、スキー場故に冬季以外はガラガラで予約が簡単に取れるからというだけです。オフシーズンはカヤックやパラグライダーなどそれなりに楽しめるようになっているようなのですが、子供がまだ小さいからということもあってそちらは利用していません。
ではどうしたのかというと、1日目は日本海で海水浴を楽しもう、ということで一度行ってみたかった福井県三方郡美浜町の水晶浜海水浴場へ行ってきました。4年前に蒸気漏れ事故を起こし死者も出た美浜原発がすぐそばにあって何となくかすかな不安を感じてしまうところなのですが、この海岸の特徴は目の粗いザラザラとした白砂です。この砂のおかげで砂が舞い上がって水を濁らせてしまうことがないので、波打ち際まで水がとても澄んでいて、白い砂と青い海のコントラストが非常に美しい海岸になっています。また大粒の砂の副次的なメリットとして、砂がいつまでも身体にまとわりつかず、サッと払うだけで取り除くことができるということもあります。
と、これだけでもかなり魅力的な海水浴場になっているのですが、なんだかんだで今年4カ所も海水浴場に行ってしまった我が家でも全員一致で「一番良かった」と言ってしまう決め手は意外にも「防波堤がない」ということかもしれません。若狭湾という開いた湾にあるだけなので、沖合で若干低気圧が発達していた当日はちょっと高めの波が打ち寄せていて、子供達は大喜びで波に呑まれていましたし、大人の私もうかうかしていると頭から波をかぶってしまうので退屈せずに済みました。
ちなみにお盆を過ぎて海水浴シーズンも終わったということなのか、海水浴場前の平日1日1000円の駐車場が無料開放されていたのも嬉しかったのですが、道路の向かいにある1日500円の駐車場はそのまま有料で営業していて、しかも満車に近い状況だったのは知らぬが仏というか…騙しているわけではないにしろ、一方が無料になっているのを知ったら騙されたと思いますよね。
ということで、実は私の自宅から日帰りできないこともない距離なので、もう来年から海水浴は水晶浜でいいかなと思うくらい気に入ってしまいましたが、日は照っていたものの気温はあまり高くなかったため、風に吹かれていると寒くなってきたので海水浴は3時で切り上げました。
その後は福井に住む親友gensyooが一家で出てきてくれたので一緒に秋吉で焼き鳥を堪能し、翌日は福井県立恐竜博物館へ行った後で再びgensyoo一家と平泉寺で合流してソフトクリームを食べ、デザートの後で8番ラーメンで食事をしてから帰路に、ということで何となく無理なく福井の魅力を堪能したような気になることができました。しかし、福井県というのは何となく地味な存在ですが、実は結構魅力がいっぱい詰まっているのですよね。この他にも名所や名物は山ほどありますから、まだまだしばらく味わい尽くすことはできそうにありません。