ハワイ州芸能人が毎年行きたくなるのもわかります。

私の勤務先には、年齢が30歳、40歳、50歳になる年度に10日少々の連休を取得できるという制度があります。製造業なので毎年ゴールデンウィーク・お盆・年末年始には10日前後の一斉休業期間があるのですが、この時期は全国的に休みが集中するため、どうしても観光地などは混み合い予約も大変ですし、海外旅行などのツアー代金も最も高い時期にあたってしまうため、なかなか思ったところへ行くのは難しく、この10年に一度の特別休暇が大きなチャンスとなっています。

年齢がもろにバレてしまいますが、私は今年この休暇の年に当たっているので、どこか海外へ出かけようということになりました。中には自宅でのんびりという人もいるようですが、それは私の性に合いません。しかし、子供と一緒に行こうとなるとどうしても夏休みなどの学校の休みの時期にしなければならず、また学習塾の講習なども避けてということになると非常に限られた日程になってしまい、ほとんど選択の余地がありません。妻と二人だけであれば10月などの休みの合間の代金の安い時期に行けるところなのですが、さすがに子供に学校を休ませて旅行に連れていくというようなことは私にはできません。

目的地についてもまた悩みどころです。家族全員がそれぞれ楽しめるところとなるとなかなか難しく、大人は本当はヨーロッパに行きたいと思っても子供は連れて回るだけになってしまうでしょうし、子供はそもそも海外に行きたいとは思っていないでしょう。ということでオーシャンリゾートにしようということになるのですが、結局無難に多様な楽しみ方ができるハワイに行くことにしました。ハワイなら大人は買い物や食事を楽しむことができますし、子供はプールや海で思いっきり遊ぶことが出来るはずです。

ということで先週、4泊6日の日程でハワイはオアフ島、ワイキキに遊びに行ってきました。
Lanikai Beach
泊まったホテルはSheraton Waikikiで、ワイキキの繁華街のすぐ近く、海に面した一等地です。部屋にはこだわらず安いプランを選んだので窓の外には隣のホテルが見えるだけでしたが、バルコニーに出れば海を眺めることも可能でした。このホテルを選ぶ決め手となったのはウォータースライダー付きのプールがあることで、これなら日中プールで遊び、涼しくなった頃に街中に繰り出すということができるかと考えたわけです。

しかし嬉しい誤算だったのは、風通しが良いためか夏のハワイは実に涼しく爽やかで快適だったことです。もちろんプールには入りましたが、ちょっと風が吹くと濡れた体では肌寒く感じてしまうくらいでした。このため、日本ではタオルがびしょ濡れになるくらい汗をかく私も、ハワイに居る間はあまりその汗を意識せずに済んだほどです。

滞在中の食事はもっぱらAla Moana Centerなどのショッピングモールのフードコートで済ませましたが、日本のフードコートとはひと味違う国際色豊かな取り合わせを楽しむことができるので、数日の滞在であれば飽きることがありません。しかし逆に、そばやうどん、ラーメン、お好み焼きなど日本独特のメニューだけでフードコートを構成できてしまう日本の食文化というのも凄いものだと感心してしまいました。

ということで、この後数回、今回のハワイ旅行についての記事が続くことになるかと思います。私自身にとっては3回目のハワイだったのですが、かなり楽しく過ごすことができました。ツアーの代金はだいぶ奮発することになってしまいましたが、現地ではあまり金を使わず、うまく楽しむことができたのではないかと勝手に思っています。本当はもっと長期間、ゆっくり過ごすことができたらもっといいのでしょうが… ハワイ大学に留学しておけば良かったなんてことまで思ってしまいました。