Great Smokey Mountains National Park時期的にはちょっと早すぎたかもしれませんが。

今回の旅行の次の目的地はもうひとつの国立公園、グレートスモーキーマウンテンですが、2日目から3泊する宿はその麓にある古くからのリゾート地であるピジョン・フォージという町の、The Inn at Christmas Placeというホテルにしました。ここに決めたのは旅行の際に参考にしているTripAdvisorTraveler’s Choice 2013アメリカのホテル部門Top 2525位にランクインしていたためです。名だたる一流ホテルが連なる中でぎりぎりながらランクインしつつも、料金を調べてみるとやや時季外れなためか高い評判にもかかわらず手頃だったのです。
The Inn at Christmas Place
道路の向かいにあるChristmas Placeというクリスマスストアと経営が同じのようで、このホテルの方も一年中クリスマスをテーマにした装飾になっており、週末にはサンタクロースが歌をうたうショーなどもあるようです。真夏だと少々暑苦しいような気がしないでもありませんが、内外装とも華やかながら安っぽさはなく落ち着いていて、従業員の対応も丁寧でとても良い感じでした。

ピジョン・フォージ自体は1980年代頃からリゾート地として発達しているようなので、中心となるUS-441号線沿いには沢山の商業施設が立ち並び賑やかです。しかし、この道路をそのまま南下して山の方へ向かって行くと国立公園に入り、一転して緑豊かな森の中となります。実際には新緑の時季には早く、まだ葉の付いていない広葉樹も多かったので、もう少し暖かくなってからであれば更に美しい景色だったでしょう。
Great Smokey Mountains
その後一旦、日本の温泉街を彷彿とさせるようなゲイトリンバーグの町を抜けてさらに山の方へと進みます。目的地はRoaring Forkというところで、ここには車に乗ったまま山の中を走り自然に触れることができるというMotor Trailというものがあるのでしたが、実際に行ってみるとその道路はまだ閉鎖されていて進入することができませんでした。仕方なくその手前にある駐車場に車を停めて軽くトレイルを歩いただけになってしまいましたが、それでも南ミシガンにはない自然の山を歩き、それなりに堪能することができたと思います。

その後は西の方へと進みCades Coveというところへも行ってみました。ここには一周11マイルの一方通行のループ状の道路があって、そこを車でゆっくりと進みながら自然の景色や野生動物の姿を楽しみつつ、19世紀初め頃の開拓時代の史跡を見て回るというようなものになっています。こうしたものも自動車を使用したアトラクション的なものになっているのが面白いなあと思いましたが、アメリカ開拓の歴史にはさほど興味が無いので楽しみも半分といった感じでしょうか。
Captain Al's Fried Catfish Fillets
その後は再びピジョン・フォージへと戻り、ピジョン・フォージの始まりとなったThe Old Millという歴史地区にあるThe Old Mill Pottery House Café & Grilleというカフェで昼食と夕食を兼ねた食事としました。こちらはその名の通り陶業所に併設されているのでオリジナルの可愛い陶器に盛りつけられています。また驚いたのは出てきたパンの美味しさで、ここでは小麦を育てるところから粉を挽き、パンとして焼くところまでやっているらしく、アメリカに来てから最高に美味しいパンなのではないかと思いました。メインの料理の方はCatfishすなわちナマズのフライにしましたが、川魚らしく淡白で、味付けや衣の具合もあっさりしていてとても美味しかったです。価格は若干高めですが、リゾート地の食事としてはまったく問題ない範囲ではないかと思いますし、何しろあのパンが食べられるのであればと納得できてしまいます。