付け過ぎ注意。
🍞

皆さんはトーストに何を塗って食べますか。私は最近はほとんどバターだけを塗って食べるようになりましたが、子供の頃はハチミツやイチゴジャムとバターをたっぷり塗って食べるのが好きでした。私が住んでいる姫路ではご当地B級グルメとして「アーモンドトースト」というものがあり、アーモンドパウダーとアーモンドチップとマーガリン、砂糖を練ったものをパンに塗って焼いたものが喫茶店のモーニングでの定番メニューとなっています。

一方、名古屋あたりでは「小倉トースト」が有名ですが、最近ではコメダ珈琲の全国展開もあってかなり一般的なものになったのではないでしょうか。最初は「トーストにあんこなんて」と思ってしまいましたが、ちょっと考えればジャムやハチミツとの違いは大してありません。というより、日本にはアンパンという素晴らしいものがありました。

ちなみに日本人にとっては馴染み深い小倉あんですが、東アジア以外では豆を甘く煮て食べるというのは一般的なものではありません。アメリカ人に小倉あんのことを説明するときにはbean jam (豆のジャム)と言っていましたが、ぎょっとされることが多かったです。そしてそういう人が実際に食べてみても、やっぱり塩味という先入観があって受け付けられないようでした。

さて、その小倉トーストが自宅でも簡単に食べられる、小倉あんバターというものがカルディコーヒーファームのプライベートブランドであるもへじから発売されているということを知ったので、先日コーヒーを買いにカルディに行った際に探して購入してみました。

主要原材料は粒あん、砂糖、バターということなので、粒あんさえ買ってくれば自分でも簡単にできてしまう気がしますが、バターと混ぜられていることで保存性が上がっているのではないでしょうか。保存料のようなものは添加されていないようなので、そういうものが気になる人も安心していただけるかと思います。

焼きたてのトーストに塗ってみましたが、冷蔵しているとちょっと固めなのでスプーンよりもバターナイフなどのほうが塗りやすいのではないでしょうか。食べた感じは良くも悪くも予想通りですが、甘さはやや控えめで、小豆の味を楽しむ感じかもしれません。自分でもできるとは思いましたが、このバランスがぶれないようにするのは難しいのではないでしょうか。また、バターの塩分も控えめなので甘じょっぱいのが好みの人はバターも塗るとより美味しいと思います。

ということで、いろいろ便利なものが次々生まれてきますが、入れ替わりに無くなっていくものもあるのが哀しいところです。つい最近も、かなり気に入っていたイカリスパイスカレーとんかつソースが打ち切りになってしまっているのを知ってショックを受けていたところなので…あれ美味しかったのに。