台湾のB級グルメの定番の一つ、魯肉飯も台湾滞在中にはいろいろなところでいただいて、食べ比べをすることになりました。ルーローハンというのは甘辛く煮込んだサイコロ状の豚肉をタレと一緒に白ごはんの上に載せたシンプルな料理ですが、街中でもあちこちから香りが漂ってきて、非常に食欲をそそります。

結局、4つのお店でいただくことになりましたが、やはりそれぞれ特徴があって面白かったですし、どれもとても美味しかったです。今回いただいたのは下記のお店ですが、魯肉飯を目当てに行ったわけではないので、どれも魯肉飯の名店というわけではありません。

魯肉飯というと八角が効いているイメージがありますが、実は今回いただいたうちで八角が使われていたのは蔡家と小南門だけで、他の2店のものは八角が使われていないというのが意外でした。これはたまたまそういう店を選んでしまっただけなのかもしれませんが、当然使われているものというわけではなさそうです。また、脂身をどの程度使っているかというところも各店それぞれ違いがあって、それがさっぱりしているのかこってりしているのかという違いになっているのが好みの分かれるところとなりそうです。

なお、小南門は台北市内にいくつも店舗を持つ豆花のチェーン店ですが、ここの魯肉飯も特に悪くないように感じました。まあ魯肉飯自体は安価な料理なので、特に品質を落とすようなものでもないのかもしれません。

ということで、定番の魯肉飯ひとつとっても色々違いがあって、食べ比べが楽しかったです。次回はまた違うお店、特に魯肉飯の有名店にも行ってみたいと思います。