先週の栃木旅行、日光に宿泊したあとの2泊めは那須塩原温泉にあるゆとりろ那須塩原というホテルでした。宇都宮で夕食に餃子を食べてから向かったので、ホテルに到着したのは夜8時前くらいになっていて、もちろん周囲は真っ暗で様子は全然わからないままとにかくチェックインということになりました。
このホテルは予約後数日してメールで案内が届き、事前に宿泊者の情報を登録してスムーズにチェックインできるように促されました。たしかに宿帳の情報をチェックインカウンターで記入するというのは時間も手間もかかるので、それを事前にウェブでできるというのは便利です。しかし、このホテルではそれだけでなく、チェックイン自体も入口前においてあるタブレット端末で自動的に無人で行い、ルームキーも暗証番号式になっていて、印刷されたレシート上のものに記載されている番号をドアにあるテンキーで入力するという形でした。
前日の本家伴久とは対極にあるような徹底的な合理化ぶりで、チェックイン・チェックアウトに際してホテル従業員と接することはまったくなく、温かみのようなものは感じられない反面、無駄なやり取りがなくスピーディですし、人件費の節約になっているのは間違いないので、それが宿泊費の低価格化に繋がっているのであれば特に不満にもならないでしょう。
ここはもともとあったホテルをリノベーションしたもののようで、ロビーやラウンジはきれいでモダンな作りになっていましたが、客室や大浴場は少々古さを感じさせるものでした。特に大浴場は老朽化が気になる感じでしたが、浴場のリノベーションには特にお金がかかるでしょうから仕方ないのかもしれません。
一方びっくりしたのはラウンジのドリンクサービスです。無料のコーヒーサービスというのは今どき珍しくもなんともありませんが、このホテルではその他10種類ほどのアルコール類やソフトドリンク数種も無料で飲めるようになっていました。ラウンジ外への持ち出しはお断りということにはなっていたのと、ビールは置いておらず「飲み放題だヤッホイ」ということにはならないようになっているのでしょうが、それにしてもなかなかのサービスではないでしょうか。といっても私はアルコールがまったく飲めないので、ジュースとコーヒーだけいただきました。
朝食の方は和食中心のビュッフェスタイルで、ネコ型配膳ロボットBellaBotが食器を下げるのに使われていた以外に特別なことはありませんでしたが、おかずの種類も充実していて悪くなかったと思います。
ということで、チェックアウトもロビーのタブレットで簡単に終わり、タイパ重視の人にはかなりいい体験なのではないでしょうか。このゆとりろの系列ホテルは東日本に10以上あるようなので、またお世話になることがあるかもしれません。ただ、このリログループには1社、とある出来事からどうしても許せない会社があるのですよね… まあホテルは悪くなかったのでまた利用することに抵抗はないのですが。