日光といえば何はなくとも東照宮かと思いますが、今回の旅行はこの東照宮が一番の目的地となっていました。私は小学校の修学旅行で最初に訪れたのが1983年、その後しばらく経って母と2人で行ってみたのが2007年、ということなのでおよそ20年に一度訪れていて、今回が3回目となりますが、近畿育ちの妻はこれまで一度も行ったことがないということでとても楽しみにしていたようです。
東照宮でも最も絢爛な私が前回見たあとに陽明門は平成の大修理が行われて輝きを取り戻したものの、その後ずさんな工事が問題となったらしく手直し工事が行われ、それが完了したのが2022年ということなので、それからまだ2年半しか経っていないということです。このため、きらびやかな金色の部分はピカピカ光り、柱などの白い部分は真っ白に輝いていて、前に見たときとはだいぶ印象が違いました。400年近くも前にこれだけのものを見たら、当時の人々にとってはこの世のものとは思えなかったのではないでしょうか。
その他、東照宮といえば三猿、眠り猫、鳴き龍というのが有名ですが、鳴き龍はともかく他の2つは陽明門と比べたらそれほどどうということもないものですね。鳴き龍の方はこれだけ入場券が別になっていて一度しか見られないようになっているだけあって、入れ替え制で解説付きになっていて、それなりに見応えがありました。しかし私たちの前の組では解説の途中でどよめくような笑いが起こっていたのですが、私たちの組の解説では笑うようなところは特になく、ちょっと謎です。
今回の訪問は紅葉にはちょっと早かったのですが、それでも外国人を含む沢山の観光客が訪れていたので、2週間ほどあとに来るであろう紅葉の最盛期になったらいったいどれだけの混雑になるのでしょうか。この日でも携帯電話回線が不安定になるくらいだったのですが、そこまでの混雑ではなかったので、エリアの広さに対して基地局の能力が足りていないということでしょうか。