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宇治へドライブ

平等院鳳凰堂ここも観光客が沢山。

日本人なら小学生でも、二千円札の表の守礼門は知らなくても十円玉の表の平等院鳳凰堂は知っているのではないかと思います。しかし実は私は、この平等院が京都市外の京都府のどこかにあるということはなんとなく想像していましたが、それが宇治であるということはつい最近まではっきり知りませんでした。そうなのか、それなら一度行ってみよう、ということで思い立って、海の日の三連休中日の日曜日に行ってみることにしました。

宇治は京都市の南側にあり、私の自宅からは130kmほどの距離になりますが、高速道路を利用しない場合は神戸・大阪の大都市郊外の住宅地を抜けていかなければならず、どうしても距離の割りに時間がかかってしまいます。ケチらずに高速を使えばいいのに、と思われるかもしれませんが、これはただケチなのではなく、高速道路は運転していてもまったく楽しくないので、運転が主目的な私にとってそれではそもそも意味が無いのです。
牛肉のドライキーマとあいびき肉としめじのドライキーマの合がけ、インスタ盛り
ということで、朝9時過ぎという私には珍しくゆっくり目の出発となったのですが、まず最初に途中の枚方市で昼食を摂りました。このあたりはまったく土地勘もなく、調べてみるまで知っている店もなかったのですが、見つけたのが京阪交野線宮之阪駅の目の前にあるカレー喫茶 エルディオスというカレー店です。こちらでは2種類のカレーとそのあいがけが選べたのですが、さらに「インスタ盛り」なるものが選べます。色鮮やかな野菜のトッピングがたくさん載ってInstagramに映えるというものですが、数量超限定ということですし、もちろん私も選びました。カレーはあいがけで1000円でしたが、このインスタ盛りがプラス300円というのは安すぎるのではないでしょうか。会計時に店長さんにそのまま伝えたところ、「野菜は安く仕入れているので…」とのことでしたが、これだけの種類を作るのだって大変なはずです。カレーもとても美味しかったので、無理せず続けてほしいと思います。私が次に行くのはいつになるかわかりませんが、この方面に行くときにはぜひ立ち寄りたいものです。

カレーに満足したところで宇治へと向かいます。車は平等院の近くのコインパーキングに停めようと思っていたのですが、どこも1時間600円程度と非常に高くてびっくりしてしまいます。しかし、JR宇治駅のロータリー内にある市営駐車場は30分100円とだいぶ割安なのに気付いたのでこちらに停めました。ちょっと歩かなければならないものの、商店街を眺めながら歩けばいいので大した距離ではありません。収容台数は十数台だけなので運が良くないと停められないかもしれませんが、空きがあればお薦めです。

さて、駅前から平等院までは、左右に見える宇治の緑茶にちなんだスイーツを横目にぶらぶら歩いて10〜15分ほどです。着いてみると入り口に行列ができていましたが、これは係の方の応対がもったいないくらいに丁寧すぎるためのようです。庭園と平等院ミュージアムが込みとなっている拝観料は600円ですが、鳳凰堂内部の拝観は別途300円が必要になります。しかし、この日すでに1時間半待ちとなっていたので、私はあまりゆっくりしていられないので内部はやめました。

鳳凰堂を見て最初に感じたのはイメージよりも朱色が鮮やかであるということですが、これは3年前に終わったという修理工事で塗装が新しくなっているからで、私が写真で見たのはそれ以前のもので黒ずんでしまったものだったようです。歴史の重みを感じるのは難しくなってしまいましたが、当時の姿を知ることができるということになるでしょうか。
宇治上神社
私がちょっと辟易してしまったのは、内部を拝観する人の一団が堂々と正面から入るため、ズラズラと並んで歩いていたり、内部を見回している姿がどうしても写真に入ってしまうということです。なんとかその切れ目を狙って誰も写り込まないような写真を撮りたかったのですが、入れ替わりは合間なく行われてしまっていたのでうまく行きませんでした。そういう写真は特別にセッティングされた状況でなければ撮れないということなのでしょうか。開門が8:30、内部の拝観は9:10から受付なので、その間がチャンスということかもしれないので、紅葉の季節にでも早朝から出掛けて狙ってみるかもしれません。

このあとは宇治川に浮かぶ塔の島、橘島からなる宇治公園を通って、宇治神社宇治上神社へも行ってみました。旧社格は宇治神社の方が上ですが、宇治上神社の方は国宝に指定されている本殿が現存する最古の神社建築で平安時代のものとのことで、またこちらの方が雰囲気もあって良い感じでした。観光客で溢れていないというのが良いのかもしれません。

本当はこのあと「インスタ映え」する抹茶スイーツを食べて帰ろうと思っていたのですが、炎天下を歩いた上に店で待つ沢山の人を見て食欲も失せてしまい、コンビニで飲み物だけ買って帰ってきてしまいました。なお、平等院の周辺にはコンビニが無く、駅前まで行かないといけないので気を付けてください。私は手持ちの現金がなくなったので引き出そうと思ったのですが、結局駅まで戻らないと無かったのでおみやげも買いそびれてしまいました。

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Köln

Kölnまさに「荘厳」。

ドイツ出張二日目の月曜日は、日本からの出張者が到着するのがその日の午後ということで、それまでの時間は予備として空けてありました。しかし、特にこれといってやらなければならないこともなく、またホテルのWi-Fiが非常に低速で使い物にならなかったので、この日は昼過ぎまでに行って帰ってこられるケルンへ鉄道で行ってみることにしました。

ケルンへ行くにはまずホテル最寄駅から近郊列車のSバーンに乗って長距離列車が発着するフランクフルト空港駅へ行き、そこからドイツが誇る高速列車ICEに乗るのが早いとのことでした。Sバーンの駅からケルン行きの切符も自動券売機で買えるので購入を試みたのですが、どうも紙幣の認識が非常に高い割合で失敗するようで、何十回と紙幣を変えながら試してみても最後の1枚がどうしても認識されないのです。ちょうど通勤時間帯だったため、他の客に早くしてくれというようなことも言われて少々焦りましたが、切符が必要なのは私も同じです。結局諦めて空港駅までだけの切符を買うことにしましたが、ここで改めて日本の水準の高さを再認識しました。というより、ドイツも大したことないな、という感じかもしれません。
ICE
フランクフルト空港駅は近距離駅遠距離駅とがちょっと離れていて少々歩く必要がありますが、数分程度なので大したことはありません。遠距離駅の方は1999年開業と新しいので、構内も明るく現代的でした。ここで今度はケルンまでのICEの切符を購入したのですが、やはり今度もなかなか紙幣が通りません。アメリカなら当然のようにクレジットカードが使えますが、カードを使う場合は窓口へと行かなければならないようで、そちらには行列ができています。今度はしばらく試しているとなんとか認識されて無事に購入できましたが、ドイツ人はこれで平気なのかと思ったら、どうやらICカードが使えるようですね。確かにそういう解決策でも合理的でいいのかもしれません。それならクレジットカードでもいいじゃないかとも思いますが。

さて気を取り直して乗り込んだのはICEでもどうやら最新型のようで、ネット上にもあまり写真がありません。先頭部のデザインが一部異なっていますが、内装も異なるものとなっているようです。天井には液晶パネルが1車両に4枚設置してあり、運行情報や速度などが表示されており、最高270km/hで走行していることが分かりましたが、揺れはともかく音は新幹線よりも静かだったように思います。
Cologne Cathedral
ところでケルンといえばこれも世界遺産に指定されている大聖堂が目玉です。というより第二次世界大戦で甚大な被害を受けたため、他は近代的な大都市でしかないのではないかと思います。その大聖堂はケルン中央駅の目の前にそびえ立っていますが、その二つの塔の高さに加えて黒い姿は非常に存在感があります。かなり離れないと全体を写真に収めることはできませんが、この日はあいにくの雨だったのと、時間があまりなかったのとで外観はあまり眺めることができませんでした。一方、内部に入ると美しい数多くのステンドグラスや荘厳な装飾を楽しむことができ、これもまた見応えのあるものだと思います。ちなみに私はここも30年前に訪れているはずなのですが、ほとんど何も覚えていないのだから我ながら恐ろしいものです。
ICE
1時間ほど大聖堂を見たあと近くで土産物を買い、駅前のカフェで軽く昼食を摂って早くも帰路に就きました。帰りのICEは行きよりも若干古いもののようで、外観の違いはあまり大きなものではありませんが、内装にはやや古さが見えました。といっても1時間少々の旅ですので大きな遅れさえなければ構いません。といいつつ何かの問題があったようで途中停車し、15分ほどの遅れが生じたのですが、やや挽回したようで最終的には10分程度の遅れにとどまったでしょうか。こういった情報は液晶パネルに表示されていましたが、特にアナウンスがあるわけでもなく、また乗客が誰かに文句を言ったりするでもなく、至って普通の出来事だったようです。世界的には正確と言われるドイツの鉄道でもこうなのですから、日本のように数分の遅れで駅員に詰め寄ったりするなんて、やっぱりクレイジーですよね。

ということで予定通り昼過ぎにはホテルに戻り、現地オフィスで日本からの出張者を迎えることができました。この後はいよいよお仕事ですが、それをここに書くわけには行かないので、後は帰路について書きたいと思います。

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Heidelberg & Speyer

Heidelberg変わったところもあれば変わっていないところもあり、という当たり前の事実。

このところ何かと忙しくてこのブログもすっかり更新がご無沙汰になってしまいましたが、実は先々週末から4泊でドイツに出張に行っていました。目的地はフランクフルト近郊で、用件は2日間だけだったのですが、デトロイトとの間の直行便が現地朝到着、午前出発のものしかない上に、一日早く出発するとチケット代が2/3ほどになるためホテル代を考慮してもだいぶ安上がりだということで、土曜夕方発の日曜朝着で、日曜日は丸一日自由行動となる日程で行くことにしました。

その日曜日は勝手に電車に乗ってハイデルベルクにでも行こうと考えていたのですが、それが現地会社の現地人スタッフZoltanに伝わったところ、ちょうど自分も行く予定だから一緒に行こうと言ってもらえ、空港から車に乗せて連れて行ってくれることになりました。ドイツ人も遊びに行くようなところなのか、ちょっと出来過ぎではないかと思いつつも空港で落ち合い、ホテルにチェックインして荷物を置いて、それから高速道路、かの有名なアウトバーンをひとっ走りしてハイデルベルクに到着です。途中「結構飛ばしてるな〜」と思っていたのですが、実はさり気なく200km/hで走っていたとのこと。車線が広く、舗装も非常に良いので、車がAudi A4 AvantTDIだったというのもありますが、安定していてそんなスピード感はありませんでした。ミシガンでは舗装が酷い状態なので、たとえ出していいと言われても200km/hで走ろうとは思えないので大きな違いです。
Heidelberg Castle
ハイデルベルクでは旧市街の駐車場に車を停め、ケーブルカーに乗ってハイデルベルク城を見に行きました。ここで参加したガイドツアーで説明を受けたところでは、800年ほどもの歴史を持つこの城ですが、戦争や落雷による何度かの破壊を経て200年ほど前からは城跡としての保存が選択されているとのことです。したがって現在でも復元されているのは一部のみで、壁1枚だけが残っているような建物も多く、廃墟を見るようなものになっています。
Pfälzer Saumagen
この城がハイデルベルクの象徴にはなっていますが、昔ながらの町並みが残る旧市街も見どころの1つです。城を見た後は山を歩いて降り、旧市街の中心にある教会を囲む広場Marktplatzに出て、その近くのBrauhaus VetterというブルワリーでPfälzer Saumagenというものを食べてみました。典型的なドイツ料理らしく1つの皿にジャガイモとザワークラウトとメインのザウマーゲンが載せられてきましたが、ザウマーゲンというのは腸詰めの一種で、太めの野菜入りソーセージのようなものでした。よくわからないままに頼んでみたものの、ザウマーゲンもザワークラウトもなかなか美味しかったです。ただ意外だったのは、Zoltanもその息子Johannesもザワークラウトが苦手で、食べると具合が悪くなることがあるなどと言っていたことで、日本人の私が好きなのに妙な感じでした。まあ納豆が好きな外人もいる一方で苦手な日本人もいるというのと同じようなものなのでしょう。

昼食の後は旧市街をブラブラと歩いたのですが、この時どうしてZoltanら現地人もハイデルベルクに行くのかを聞きました。ドイツでは日曜日には家族と過ごすことができるように、商店も基本的には日曜日に営業することが法律で禁じられています。しかし、ハイデルベルクのような外国人向けの観光地は例外とされているため、日曜日でもショッピングが楽しめる特別な場所となっているようです。そう聞くと決していい法制度とは思えませんが、日本やアメリカにも適用されるとは思えないのでまあいいでしょう。
Speyer Cathedral
このあとZoltanらは帰るつもりだったようなので、私がシュパイアーにも行きたいから駅で降ろしてくれないか、と聞いてみるとすぐに着くから一緒に行こう、と連れて行ってくれました。まあそう聞かれたら普通はそうするでしょうが、ハイデルベルクから30分ほどで着くそこには世界遺産にも指定されているシュパイアー大聖堂があります。すぐ隣に技術博物館があるため、Zoltanらはそちらによく行くそうですが、なぜ私がこの町に行きたがるのかはよくわからなかったようです。この博物館も屋外のちょっと高いところにBoeing 747が展示してあったりして興味を引きますが、大聖堂の方も世界遺産に指定されているだけあってなかなか見応えがあります。この巨大な建造物が最初に建てられてから1000年近くも経っているというのは脅威でしかなく、日本はまだ平安時代だというのにこれほどのものができて、しかもそれが今でも残っているというのはやはり凄いことです。しかし、この建物はその威容を飾り立てて誇るでもなく、内外とも装飾が控えめで落ち着いているのが逆に優雅に見えます。

ということで一通りの観光を終えてフランクフルト近郊のホテルへ戻り、Zoltanらと別れてからホテル近くで夕食を済ませてこの日は終わったのでした。すっかり仕事で来ていることは忘れて楽しんでしまいましたが、土日を潰して出張しているのですからこの程度は構わないでしょう。