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#FreeAgnes

対岸の火事で良いのか。
🇭🇰

昨日、香港の民主活動家であるメディア王とされる黎智英(Jimmy Lai)氏や、同じく活動家の周庭(Agnes Chow)氏らが国家安全法違反の容疑で逮捕されたとのことです。周庭は昨日のInstagramの投稿で自宅周辺に不審な人物が何人もいると伝えていましたが、これが逮捕に先立って監視している当局関係者だったのでしょう。

この国家安全法、正式名称は「中华人民共和国香港特别行政区维护国家安全法」というようですが、今年6月30日に成立したこの法律では反体制活動が禁止されるため、周庭ら指導者層は同日付で所属していた民主化政党デモシストを脱退し、デモシスト自体も解散することになりました。要するに中国共産党にとっての国家体制を維持するための法律を香港にも作ったというようなものなので、すべての民主化運動はすなわち反体制活動となってしまい、周庭らも断念せざるを得なかったということなのでしょう。

しかしそれでも今回の逮捕に至ったというのはどういうことなのでしょうか。彼女らが影で活動を続けていたということなのか、それともこの法律が過去に遡及して適用されたということなのでしょうか。後者であるとすると民主国家では考えづらいことですが、中国では何でもありなのかもしれません。

また日本のメディアでは見栄えのする周庭を全面に持ってきていますが、彼らの同業者である黎氏が国家権力に逮捕されているということについてあまり多くを語っていません。普段国内では報道の自由を振りかざしているのに、こういう本当に必要な時には黙り込むような姿勢はどういうことなのでしょうか。これでは中国におもねっているようにしか見えません。

こういうときにも友好を笠に着て穏便に済ませようとする人たちもいますが、それは事なかれ主義ではないのでしょうか。イギリスやアメリカなどと並んで日本の官房長官も今回の逮捕について重大な懸念を表明していますが、これを淡々と伝えるだけのマスコミはただ他人事のようですが、それで良いのでしょうか。

しかし中国も背に腹は代えられなくなってきたのか、なりふり構わず強引な手に出てきたものですが、これも最近のアメリカの攻勢に押されてのものなのでしょうか。このところTrump大統領は中国に対してかなり強硬な姿勢を取り続けていますが、ひょっとすると共産党独立体制を切り崩すのはTrumpなのでは…などとかすかに思っていたりもしますが、それは買いかぶりすぎなのでしょうね。