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TourBox

使い込むほどに良さを感じそう。
🛠️

知らないうちは無くて困るものではなくても、一度知ってしまうと元に戻れない、良いものというのはそういうものだと思いますが、このTourBoxもその一つかもしれません。普通の人にはそんなに必要なものには見えなくても、使ってみると確かに効率が良く、地味に便利という感じです。

これは一体何なのかというと、私が好きなPCのインタフェース機器で、PhotoshopLightroomなどクリエイティブなソフトウェアを物理的なボタンやダイヤルで操作するための入力機器になります。

日本のクラウドファンディングの一つMakuakeでも昨年末にプロジェクトが公開されていたものですが、すでに通常販売も開始されています。私は以前からちょっと気になっていたもののちょっと安っぽいように見えたので保留していたのですが、最近になってあちらこちらのブログに複数のレビュー記事が出ており、「質感が高い」というコメントがあったためそれを信じて購入に踏み切ったという感じです。あえてそう言うからには「実は嘘」ということはないでしょう。注文してからは中国邮政トラッキングを睨みながら、というか何度もリロードしながら到着を待っていたのですが、届くまではちょうど一週間ほどでした。

最初のソフトウェアはやや不安定で、Lightroomを起動して操作しても反応してくれないというようなことがありましたが、たまたま届いて数日後にファームウェアとデスクトップアプリケーションがアップデートされて安定するようになりました。私は不満を持つのが数日で済んだから良かったものの、何ヶ月もあのままだったら失望して使わなくなっていたかもしれません。ソフトウェアの品質というのはやはり重要ですね、とソフトウェアエンジニアの端くれとして自戒しました。

なお、Lightroomのための入力デバイスとしてはLoupedeckが先行していましたが、これはすごくかっこいいし編集が捗りそうではあるのですがちょっと高いですし、あまりにLightroomに特化されているのでいつまで使えるのかというような不安もありました。その点、このTourBoxは汎用性の高いボタン、ダイヤル、ノブなどからなっていて、それをTourBox Consoleというソフトウェアで様々な機能に割り当てることができるので、Lightroomに限らずどんなアプリケーションでも使用することができそうです。

TourBoxを使ったからといってマウスやキーボードの操作が要らなくなるわけではないのですが、これまで画面上のスライダーをピクセル単位で気を使って動かしていたものがつまみを回して調節できるようになるのですから、それだけでも利便性は大きく向上しました。また、各種ボタンに割り当てられた項目に1プッシュで移動することができるのも非常に便利です。このボタンやダイヤルの割付はアプリケーションごとに自由に設定することができますが、今のところ私は初期プリセットの状態で使ってみています。それでも十分に効率が良くなっていることが実感できますが、今後他のユーザーのノウハウが共有されるとさらに手放せないものになるでしょう。

ということで、安くはない買い物ですが、写真の現像やビデオの編集、その他様々なクリエイティブな作業を日常的にしている人ならすぐに元が取れるのではないかと思います。実際に時間イコールお金であるプロフェッショナルの仕事ではなくても、アマチュアの趣味でもとても気分よく作業できるようになりますから、趣味こそそういう事が重要ではないでしょうか。

木屋 爪切り

日本橋木屋まさに逸品。

私の記憶が正しければ学生時代に渋谷の東急ハンズで購入したので、かれこれもう25年ほど前ということになりますが、何気なく購入した小さな爪切りが私は今でも手放せません。妻も気に入って使用しているのですが、未だに切れ味が落ちず、しっかりした作りと小ささがとても使いやすいのです。それが日本橋木屋爪切りです。

木屋 爪切り 黒(小サイズ)
木屋
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この爪切りには大きいものもあって、こちらの方が良いかもしれないと買ってみたのですが、この場合「大は小を兼ねる」とは行きませんでした。湾曲した爪を切るには小さいものの方が小回りが利いて使いやすいのです。単に真っ黒で小さいので凝縮された感じに惹かれて買っただけなのに、その小ささが非常に重要だったわけです。また、25年たっても切れ味がまったく衰える様子がないのも驚きです。買った当初からスパッと気持ちよく切れて、切り口で引っかかるようになることもないのでヤスリも特に必要になりません。

木屋の歴史Wikipediaによると刃物の木屋が創業したのは1792年、実に200年以上も前のことです。それから長らくの間刃物を作り続けているのですから、蓄積された技術があるということなのでしょう。今でも伝統的な手法で作られているというわけではないでしょうが、刃物作りにおける重要なポイントがきっと何かあるに違いありません。

ということなのですが、この製品の素晴らしさに気付いているのは私だけではなく、つい先日TABI LABO紹介されてしまったのでもともと書くつもりだったこの記事を慌てて書いているようなわけで、おそらく知る人ぞ知る逸品ということなのではないかと思います。そんな素晴らしいものが800円足らずで売られていて良いのかと思いますが、ただ安いものが欲しければそれこそ百均でも買えるのでしょうから、それなりのこだわりがあって買われるものなのでしょう。ただ、これより高いものはいくらでもあるのですが、それらのどこがこの木屋の爪切りより良いのかが気になってしまいます。

セラミックコーヒーミル

セラミックコーヒーミルやっぱりコーヒーは挽きたてが一番

私は自分でもびっくりするくらい酒が飲めません。この歳になるとさすがに無理やり飲まされることもなくなったのである程度楽しめるようになってきましたが、若い頃は飲み会というのが本当に苦痛でした。頑張って飲んでも何一つ良いことはないのだからほっといてくれ、という感じだったのですが、嫌がる相手に飲ませて喜ぶ人というのはどういう心境なのでしょうか。私にはさっぱりわかりません。さすがに最近はそういうことも減ってきているのかもしれませんが…

それはともかく、その代わりにというわけではないのですが、私はコーヒーばかり飲んでいます。会社帰りに一杯、といって寄るのはStarbucksです。自宅でも晩酌することなどはあり得ませんが、その代わりに食後のコーヒーは欠かすことができません。だから家でもできるだけ美味しいコーヒーを飲みたいと思うわけですが、これまで何となく大げさな気がしてコーヒーミルというのは買っていなかったので、コーヒー豆を買ってもいつも店で挽いてもらっていました。

コーヒーというのはもちろん生豆の状態で置いておくのが一番ですが、焙煎した後でも挽いていなければしばらくは持つものです。しかし一旦挽いてしまうとあっという間に酸化してしまうので、密閉容器に入れておいてもみるみる間に味が落ちていってしまうのがわかります。だからなかなか買い置きというのができず、頻繁に買いに行かなければならないということになってしまいそれもなかなか面倒ですし、何より大好きなコーヒーなのですからできるだけ美味しく飲みたいものです。ということで意を決し、ミルの購入に踏み切ったわけですが、ピンからキリまで色々ある中でどれを選んだらいいだろうかと迷っているときに目に付いたのが、京セラセラミックコーヒーミルというものでした。

「京セラのコーヒーミル」というと何やら意外な感じですが、セラミック製品といえばやはり京セラです。このコーヒーミルはその心臓部たる臼歯がセラミックでできていて、金属臭がなく、摩耗や刃こぼれしにくく錆びないので洗うこともできるという特徴を持っています。これはまさにコーヒーミルにピッタリの素材かと思えますが、さほど広まらないのは何かデメリットがあるのでしょう。

最初は電動ミルの方が楽で良いかとも思ったのですが、どうせ自分の分を淹れるだけなので大した量ではありませんし、手でゴリゴリ挽くのもそれはそれで趣があっていいかと思うことにしました。実際に挽いてみると実は結構握力が必要で、ミルの本体を握る左手が特に疲れます。まあそれは単に日頃の運動不足ということなのでしょうから、誰もがそう感じるわけでもないでしょうし、そのうちなれれば知らないうちに筋肉がついているかもしれません。そうなればまさに一石二鳥…

ただちょっと気になるのは豆を入れる口がちょっと狭く、一粒二粒こぼしてしまうことがままあるということです。これもなれれば上手く入れられるようになるのかもしれませんし、構造上仕方のないことでもあるのでとりあえず目を瞑っています。それよりもやはり挽きたての豆で淹れるコーヒーは香りが高く、買って良かったと思えるものでした。そもそもコーヒーの味というのは舌で感じる味覚だけではなく、カップに鼻を近づけたときに感じる嗅覚もその重要な要素ですから、大事にしたいものです。そういう意味ではStarbucksなどでも保温用の蓋は取り外して飲んだ方が一層美味しいのでしょうね…