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ASUS RT-AX56U

何かが劇的に変わるわけではありませんが。
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いわゆるテレワークが急激に普及したことで品薄になったものがいろいろありましたが、どうやらWi-Fiルーターもその一つだったようです。私の自宅にはすでに、記事にしなかったようなのでいつ購入したのかもよく覚えていないAirPort (AirMac) Extremeのおそらく第5世代があって、それなりに使えていたので慌てて購入する必要はありませんでしたが、自宅のWi-Fi環境が十分でなかったような人が快適に仕事するためにと買い求めたため、一時的に在庫が減っていたようです。

AirPortというのはかつてAppleが販売していたWi-Fiルーターですが、MacやiPhoneから専用アプリで楽に設定できる、というのが私にとっては最大にしてほぼ唯一の長所でした。しかし、このルーターは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しているのに、どういうわけかiPhoneからはうまく5GHz帯で接続することができない状態になっていて、Windows PCでは問題なく接続できるのに不可解でした。これがどういう問題なのかというと、Bluetoothと周波数帯が重なっているため、Bluetoothイヤホンを使用しているときにWi-Fiの接続が非常に不安定になり、特にYouTubeはすぐに切断されてしまうのです。

これはせっかくAnkerのBluetoothイヤホンを購入した次男にとっては残念な話で、仕方なく有線のイヤホンを使っているかわいそうな状態だったので、私としてもなんとかしてあげたいと思っていました。また、私自身もBluetoothレシーバーを使っているときに調べものができなくて困ったので、やっぱりなんとかしようと新しいWi-Fiルーターに更新することにしました。

最近はゲーミングルーターなんていうものものあるのですが、たしかに応答性が重要なネットワークゲームでは帯域が不十分なせいで遅延するような状態では満足にゲームを楽しむことができません。とはいえ、私はネットワークゲームなどはしませんし、そもそも古いマンション住まいで建物までは光ファイバーが来ているものの、階下の分電盤からの接続はVDSLなのでそこがボトルネックになっているので大した性能は必要ありません。

ということで私が選んだのはASUSRT-AX56Uという、同社のWi-Fi 6対応製品群の中では最も基本的な機種になります。

設定はiPhoneやAndroidのアプリでも行うことができ、ルーターのSSIDに接続してアプリを起動すると、基本的な設定を簡単に行うことができます。また、アプリでは機器の接続状態やネットワークの負荷状況などもモニターすることができます。

基本モデルとはいっても仕様としては1201+574Mbpsを謳っており、VDSLの制約で実測80Mbps程度までしか出ないので、十分すぎる性能です。実際、性能面ではまったく不満はありません。また、期待していた5GHz帯での接続もまったく問題なく、非常にスムーズに接続できました。

ということで、重要な目的は達成してくれましたし、設定も簡単だったのでとりあえずは満足です。ただ、性能を活かしきれていないのがもったいないように感じてしまうのですが、それは贅沢なのでしょうか。一戸建てだったり最新のマンションだったりすればもっと高速なインターネット接続が利用できるのに、と思うとなんだか悔しいのですが、それでも海外の状況に比べれば十分かもしれません。ただ、4K動画のストリーミングには足りないだろうな、と思ってしまうんですよね…4Kモニタなんて持っていないのに。

Aterm MR04LN

Aterm MR04LN世の中便利になっているのかどうなのか。

アメリカでは大抵の図書館や駅などの公共施設のほか、多くの飲食店などで無料でWi-Fiを使用できるようになっていて、カフェなどでPCで作業するというのは普通の光景になっています。特にStarbucksでは順次Google Wi-Fiに置き換えられていて、以前の非常に繋がりにくかったものから一転して非常に高速なネット環境が利用できるようになってきています。飲食店にとってはFree Wi-Fiというのが集客のための武器というよりも、条件になりつつあるのかもしれません。それくらい当たり前のものになっています。

一方日本ではそこまで普及してはおらず、有料だったり登録が必要だったりとまだまだ不便さが感じられます。特に今回の滞在で憤りを感じたのは高速道路のパーキングエリアにあった無線LANサービスで、利用に際して登録が必要というのは良いのですが、利用を申し込むとログインに必要なパスワードがメールで送られてくるというのです。そのメールはいったいどうやって受信しろというのでしょうか。アクセス手段が欲しくてWi-Fiを利用しようとしているのに、全く利用者の立場に立って考えられていません。携帯電話が使えるならパーキングエリアの短時間の滞在中のためにわざわざ面倒な登録をしてまでWi-Fiを使おうとは思わないのではないでしょうか。

ということで、アメリカにいるとほとんど必要性を感じないのに日本では欲しくなるのがモバイルルーターというものです。携帯電話のネットワークに接続するWi-Fiルーターで、私も当初はなんだか非効率な印象を持っていたのですが、日本を離れている間の技術の進歩で通信は高速になる一方、バッテリーの持ちが良くなってかなり実用的な感じになっていたのでした。以前出張で日本にいる間に職場からこのモバイルルーターを借りて使っていたところ思いの外便利だったので、今後のためにも購入してしまうことにしました。

多くの場合、接続業者との契約がセットになってしまうので、そうでないものの選択肢というのはあまりありません。その少ない機種の中で評判が非常に高いのがNECAterm MR04LNという製品です。特長はいくつもありますが、最新の高速接続規格LTE-Advancedに対応していること、SIMロックフリーかつSIMが2枚挿せること、バッテリーが連続通信で最大12時間、Bluetooth接続なら最大24時間持続すること、などが主なものです。

NECプラットフォームズ SIMロックフリー LTE モバイルルーター Aterm MR04LN ( デュアルSIM 対応 / microSIM ) PA-MR04LN

実際に手にしてみると小さく、携帯電話ほどの密度もないので非常に軽いのに驚きます。これならポケットに入れっぱなしにしておいても邪魔にならないのではないでしょうか。操作は電源ボタンのほかはカラー液晶のタッチパネルで行いますが、前面パネルがガラスではないのでやや感触が甘いように感じました。この値段の製品ならもう少し質感の高いものにしてもらいたいような気もしますが、そのためにさらに価格が上がっては元も子もないので贅沢は言いません。

さっそくIIJmioのデータSIMを入れて使ってみましたが、設定はウィザードであっけないくらい簡単に終わります。IIJmioが使用するNTTドコモはもちろん、auソフトバンクのネットワーク全てに対応しているということですが、多くのMVNOAPN設定も簡単にできるというのは大事なことでしょう。

設定が終わってからは電源のON/OFF以外には特に操作は必要なく、あたかも常にWi-Fi圏内にいるかのように接続することができます。特に速度が必要になるような使い方はしていないのでその実力は分かりませんが、少なくともレスポンスにストレスを感じるようなことは一切ありません。ただ気になったのはしばらく使っていると熱を帯びてくることで、カバンの中でついうっかりチョコレートと並んでしまっていた時はチョコレートがかなり柔らかくなってしまいました。通信するということはそれだけエネルギーを必要とするということなので仕方ないのでしょう。

ということで実に快適な使用感だったのですが、貧乏性なものでデータ使用量が気になってそこに若干ストレスを感じてしまいました。せっかくSIMを2枚差して使い分けられるということなので、1枚はワイヤレスゲートの480円プランのような低価格の低速ながら無制限のものにして、スピードが欲しい時だけIIJmioに切り替えるというような使い方が良いかもしれません。たった480円で使い放題というのもすごい時代ですが、250kbpsというのがどの程度のスピードなのかもわからなくなってしまいました。AIR-EDGEの8xパケット方式が256kbpsだったことを考えると、テキストなら全く問題なく、画像はちょっと待たされるという感じでしょうか。まあなんとかなりそうなのでいずれ試してみたいと思います。

FlashAir

FlashAirやはり大きな画面で見ないと。

私が初めてデジタルカメラを購入したのはちょうど長男が生まれたばかりの頃なのでおよそ15年ほど前、ようやく一般人の手が届く価格になったという頃でした。当時4万円ほどで購入したのではなかったかと思いますが、今ならPCの壁紙にもならないような画素数とアイコンにしか使えないような画質の代物でした。それからの進化は目覚しいもので、今ではカメラといえばデジタルが当たり前、コンパクトカメラが存在意義を失うほどの性能のカメラがスマートフォンという名の携帯電話にも内蔵されるようになってしまいました。

カメラがデジタルになることによって得られた利点はいくつもありますが、素人カメラマンとして私が特に感じているのは、撮影可能枚数が圧倒的に増えたこと、1枚あたりのコストが圧倒的に下がったこと(消去すればほぼゼロ)、結果がすぐに得られるようになったこと、の3点です。最初の2点によって写真を撮ることに対する敷居がグッと下がり、ちょっとした事でもすぐに写真に収めようとみんなが携帯電話やカメラを掲げるようになってしまったのは良いことかどうかわかりませんが、旅行先などでシャッターを切ることをためらわず、とりあえず撮っておいて要らなければ放っておけばいい、ということで後で後悔するようなことは減ったのではないかと思います。

また3点目の結果がすぐに得られるというのは、撮影直後にカメラですぐにプレビューできるので記念写真などで誰かが目を瞑っていたりそっぽを向いていたりということが防げる、ということもありますし、旅先から帰ってDPE店に現像を頼んで待たなければいけないということがなくなりすぐに皆で楽しめる、ということもあります。DPEも15年前の時点ではすでに注文から受け取りまで1時間を切るように進化していましたが、店が開いている間にわざわざ持って行って取りに行かなければならないという点は変わりませんでした。デジタルならプリントするにしてもインターネットで注文できてしまいます。

しかし、贅沢というのはすぐに慣れてしまうもので、カメラで写真を撮ったらすぐにその場で大きな画面で見たい、という風にも思ってしまうものです。また、写真の活用方法も大きく変わり、一眼レフなどで撮った写真もInstagramなどネットの共有サイトに投稿したい、などという事も考えてしまいます。そうした需要にもまた応えられてしまうのが技術の進歩の恐ろしいところで、メモリーカードでありながらWi-Fiの機能を持っていて撮影した画像データをスマートフォンやタブレットで閲覧、ダウンロードできてしまうというカードが登場しました。それが東芝FlashAirという製品です。

TOSHIBA FlashAir SDHCメモリカード Class10 UHS-I 32GB SD-AF32GWF(FFP)

メモリーカードにWi-Fi機能を内蔵したのはこの製品が初めてではなく、おそらくEyefiという製品が先にありました。しかし、FlashAirはEyefiとは大きく異なるものです。というのは、EyefiがWi-Fiのクライアントとして動作し、Wi-Fiのネットワークに接続してクラウドサーバーに画像データをアップロードすることを主な機能としているのに対し、FlashAirはWi-Fiのアクセスポイントとして動作し、スマートフォンやタブレットでそこに接続するというネットワーク形態になるのです。これらにはそれぞれ長所短所がありますが、EyefiはWi-Fiに接続できる環境にないと役に立たず、例えば山の中で撮影した写真をその場で見たい、ということには使えないわけです。一方、FlashAirに接続するためには他のネットワークとの接続を切断しなければならないという問題はありますが、それはすぐに解決できることで、ちょっと面倒という以上のものではありません。

メモリー容量は8/16/32GBの3種類ありますが、私が購入したのは32GBの製品で、$40前後なのでただのメモリーカードと比較すると若干高いものの、機能を考えれば全くお手頃ではないでしょうか。また、8GBの製品でも$27程度していますので、もう容量の違いで価格差をつけるのは難しいのではないかとも思えます。むしろ32GBに一本に整理してしまった方が各種コストを圧縮できて良いような気がします。まあそんなことは私が気にするようなことではありませんが。

私はiPadとの組み合わせで使用するために購入しましたが、iOSAndroidには公式アプリが提供されており、これらを利用して便利に利用できるようになっていますが、標準のブラウザでもアクセスすることができるので、アプリをインストールしていない状態でも、その他のスマートフォンやPCなどからでも利用できます。接続するためにはWi-Fiの接続先をFlashAirのものに変更し、アプリを起動するか専用のURL (http://flashair/)にブラウザでアクセスするだけです。また、連携アプリというものもいろいろ作られていて利用できるようです。

難点というほどではなく、そもそもこの製品の問題でもないものの、使っていてちょっと気になるのはカメラのオートパワーオフでWi-Fiも止まってしまうということです。iPadで悠長に閲覧していると、そのうちカメラの電源が落ちていて止まってしまう、ということがたびたびありました。これはカメラ側のオートパワーオフの設定時間を長くしておけば済む話ですが、そうすると今度はバッテリーの持ちが気になってしまいます。ケチな私はどうも落ち着かないのですが、このカードによるバッテリーの消費自体は気にするほどの影響はないようです。カメラの電源が入っている間、接続していないのに無駄に電波を飛ばしているのが気になる、ということであれば、メモリーに最初から入っている1枚目の画像の消去保護の仕組みを利用してWi-Fiのオンオフを切り替えられるようになっているので、必要なときだけオンするようにこまめに切り替えれば良いでしょう。

私はこれまで写真はRAW形式でのみ保存するようにしていましたが、このカードを使う上ではiPadですぐに見られるようにしたいのでJPEGでも同時に保存するように変更しました。これによって撮影枚数は減ってしまいますが、さすがに一日でそこまでたくさん撮ることはありませんので、一日の終りにPC等に移すようにすれば良いことですね。最近はバックアップのためにメモリーカードから画像は消さず、いっぱいになったらカードを替えるようにしていたのですが、それもやり方を変えて別のカードにコピーしていくようにしました。以前はカードがいっぱいになる度に買い足していくなんて笑われることだったかもしれませんが、カードもこれだけ安くなるとバックアップメディアとして悪くありませんね。