普段なら貴重なはずの一人の時間も…

実は今、昨年と同じ目的の出張でアメリカに来ています。前回は7月だったのですが、今年は理由はわかりませんが6月の開催ということで、1ヶ月違うとどれほど違うのか、ホテルで咲いている花なども違ったりするのだろうかというのも楽しみだったりします。とりあえず今のところは梅雨真っ最中だった日本の暑さが全く違うので季節の違いを実感しました。

さて、アメリカへの飛行機はそのフライト時間が長いというのが一番の苦痛です。往きは偏西風に乗って11時間、帰りは向い風になるので13時間にもなりますが、その機中は退屈極まりないものです。今回も前回と同じくNorthwestでデトロイトへ向かっているのですが、このNorthwestの機内サービスは必要最低限というか、ホスピタリティというものが殆んど感じられません。まあそこが合理的というものなのかもしれませんが…

機内では一応映画も3本上映されるのですが、どういうわけか日本で公開されないような作品ばかりで、日本人にはあまり楽しめないようなものなのです。今回は”Bridge To Terabithia“, “61*“, “The Astronaut Farmer“というタイトルも聞いたことがないような3本です。また音楽も聴くことはできますが、タイトルリストを見るとかかっている曲は悪くないものの、提供されるヘッドフォンが本当に安物を絵に描いたような酷いもので、全く聴く気になれません。映画を観る気になれないのはこれも理由の一つです。自分でまともヘッドフォンを持参すべきなようです。

となると個人で何とかするしかないわけですが、周りの人を見てみると自宅で録画したテレビをポータブルDVDプレイヤーで観ている人がいます。これはなかなかいいかもしれません。ずいぶん長い時間観ているような気がしますが、バッテリーの持ちも気になりますし、一体何枚ディスクを持ってきたのかも気になるところです。自宅にDVDレコーダーを購入していたら、ポータブルプレイヤーもそんなに高いものではなくなってきているのでいい手かもしれません。

あとはいい歳したおっさんがNintendo DSでゲームをしています。これはちょっとどうかという気がしないでもありませんが、確かに暇潰しにはもってこいですね。といっても私の家にはゲーム機などないので、わざわざこのために購入するということは有り得ません。まあ今時ゲーム機が家にないという方が珍しかったりするのかもしれませんが。

実はDVDを観るにしてもゲームをするにしても、ノートPCがあればできることです。私は今こうしてブログの記事を書くのにiBookを使っているのですが、このiBookのバッテリーがかなりヘタってしまっていて、みるみるうちに残量が減っていくのでDVDの再生やゲームなど落ち着いてできる状態ではないのです。この記事もかなり慌てて書いているような状況で、全く暇つぶしにはならないのが悲しいところです。結局潰せるのはわずか30分ほどでしかないかもしれません…今はかなりバッテリを買い換える気になってきていますが、15000円ほどもするので躊躇してしまっています。

ということで、私が航空会社に一番に希望するサービスは、自由に使えるAC電源を各座席で提供してくれることです。電源とノートPCさえあればできることはかなりあるはずで、問題なのはインターネットに繋げられないくらいではないでしょうか。Connexion by Boeingもちょっと早すぎただけではないかと思うので、また復活してもらいたいところではありますが、まずはその前に電源です。まあそれを何ボルトにするのかというところにも一つ問題があるのかもしれませんが、今時ユニバーサル電源も当り前になってきているので、一番低い100Vでもいいのではないでしょうか。

ま、本当は眠ってしまうのが一番いいのでしょうが、こういう時は特にいつでもどこでも寝られる人が本当に羨しいです。