マンナンライフ身近なところに思わぬ危険…

マンナンライフ蒟蒻畑といえばスーパーなどで買える一口タイプのゼこんにゃくリーですが、こんにゃくが入っていることによりプルプルとした食感を楽しめ、またヘルシーなイメージがあって、ちょっと高めの価格設定にも関わらず人気商品となっているのではないでしょうか。特にこれからの季節はひんやりとしたゼリーがさらに美味しく感じられるでしょう。

しかしこれらのこんにゃく入りのゼリーをのどに詰まらせたことにより、この春7歳児が2人も窒息死しているそうです。さらにそれだけでなく、1995年以降に40件もの窒息事故が起こっていて、乳幼児を中心に10人もの人が亡くなっているということです。これは国民生活センター注意喚起により明らかになったことですが、実はこれまでに7回もの注意喚起が行われていたのだそうで、にもかかわらず何も改善されていないように感じられるのはどういうことなのでしょうか。

欧米では既に具体的な対応が取られていて、アメリカでは警告と回収が行われており、EUではゼリー菓子にこんにゃくを使用することが禁止されているそうです。日本でも既に10人以上が亡くなっているというのにこれといった処置が取られることもなく、また平然と製造と販売が続けられているというのは一体どういうわけなのでしょう。ある一種類の食品によりこれだけの頻度で人が死んでいるというのは無視できることではないはずです。

我が家でもこれまではこういった危険があるということを知らなかったので、それほど危ないとも思わずに子供達に与えてきました。マンナンライフのウェブサイトのQ&Aのページには「子供が食べても大丈夫ですか?」という設問があり、

お子様でも問題なく、お召し上がりいただけます。
小さなお子様には、食べやすく小さく刻んでお与え下さい。
原材料に「洋酒」を使用しておりますが、製造の過程でアルコール分はほとんど飛んでいますので、安心してお召し上がりいただけます。

と回答されていますが、これを読んでもそれほどの危険があるということは汲み取ることができません。アメリカであれば間違いなく訴訟を起こされることになるのでしょうが、この状況ではどう考えてもマンナンライフ側に勝てる見込みはありません。3月のケースでは弁護士に相談中ということですが…

まあ、さすがに大人が食べる分には問題はないと思いたいところですが、実際に30代、40代での事故も起こっているということなので油断はできません。私自身は滅多に食べることもないのですが、今後たまにお目にかかったときに妙に身構えてしまって余計に危なかったりということはないでしょうか…大の大人がこんにゃくゼリーで病院送りなんて格好悪いですが、笑っていられるものではないかもしれません。