Amazonプライム私は会員にはならないかな…

今朝、ある商品を検索しようと何気なくAmazon.co.jpにアクセスしてみると、普段はおすすめ商品などが表示されているトップページの雰囲気がいつもと違い、なにやらAmazonからのお知らせが表示されました。このところ色々な企業での不祥事が続いているのでまさかAmazonも…などと思ってしまいましたが、ちゃんと読んでみるとそういうわけではなく、新しいサービスの提供を開始したというアナウンスでした。

この新しいサービスは既にアメリカでは2年前から提供されているらしい「Amazonプライム」というもので、簡単に言えば「日本でも先日から利用できるようになっていた『お急ぎ便』を年会費を支払うことで定額で何度でも利用できるようになる」というもののようです。この「お急ぎ便」自体は注文時に料金350円を追加支払いすると、関東地方であれば注文確定の当日または翌日、それ以外の地方では1~3日後に商品が届くというシステムでした。関東地方在住の人には「明日までに必要!」という時などにはまあメリットもあるのかもしれませんが、関西在住の私の場合は以前なら普通に3日以内に届いていたものが「お急ぎ便」にしないことで逆に遅くなることが多くなり、あまり感じのいいサービスではありませんでした。

今度の「Amazonプライム」の会費は年額3900円ということですから、「お急ぎ便」が10回以上利用できるということになるので、よほど頻繁に「お急ぎ便」指定していた人でないと利用価値がないように思えてしまいます。逆に、意味もなく「お急ぎ便」指定するようになって会員にならないとサービスが低下してしまうのではないかということの方に懸念してしまうのは私だけでしょうか?一応、「Amazonプライム」の特典としては

  • 「お急ぎ便」が、何度使っても無料に。沖縄および離島は通常配送が無料
  • 対象商品であれば、購入金額にかかわらず、通常配送が無料になります。つまり、無料配送サービスの最低購入金額(1,500円)を意識せずに、お買い物をお楽しみいただけます
  • 当プログラムに登録いただくと、同居のご家族2人までを、無料で家族会員として登録できます

というようなことが掲げられていますが、積極的に利用したくなるような項目は私には見あたりません。だいたいちょっとした物を買えば1500円なんて簡単に超えてしまいますからね。

というわけで何だかよくわからないこのサービスですが、はたして日本ではどの程度普及することになるでしょうか。ちょっと気になるのは「Amazonプライム」の詳細ページなどに大きく表示されている「会員登録する(年会費¥3900)」という大きなボタンをクリックするだけで会員登録されて会費が請求されてしまいそうなところです。何気なくうっかりクリックしてしまったという「うっかり会員」が量産されてしまうようなことはないのでしょうか…きっと大丈夫なのだとは思うのですが、私はちょっと恐くてクリックできません。