その他の危険カメラは見ていた!!

今、我が家の長男は親友と二人でその親友のおじさんが住む沖縄へと旅に出ていて、明日帰ってくることになっているのですが、次男はその間留守番です。仕方のないこととはいえやはりちょっと可哀想なので夏晴れとなった今日、二人で市民プールに遊びに行き、私はかなり日焼けをして夜になってから顔がヒリヒリと痛んできました。まあそれは仕方がないのですが、その前にちょっとしたことがありました。

プールまで妻に車で送ってもらうため、自宅マンションの駐車場まで下りていってみると、前向き駐車で停めている我が家の車のすぐ後ろに、通路をふさぐような形で停まっている車がありました。そういうことはたまにあるので、これはちょっと出せないかなあと思いながら寄っていくと…「ちょっとぶつかってるんですけど!」思わず声に出して言ってしまいました。

するとその車を運転してきていたデイケアの女性が近づいてきて曰く、そこから20mくらい離れたところに停めていたはずなのに、クライアントを呼びに行って戻ってきたら車がここにあってぶつかっていた、誰かが動かしたのではないか、と。ぶつかっているとはいえ、写真のように多少めり込んではいてもバンパーだけですんでいるので、金を掛けて修理をするほどでもなく物的損害は目を瞑ってもいいかという程度だったのですが、相手の言うように人の車を勝手に動かしてよその車にぶつけて逃げる輩はちょっと許してはおけません。
状況
幸いにもちょうど現場を見張るような形で監視カメラが昨年取り付けられているので、その映像を見ればいったいどこの誰がそんなことをしたのかもわかるだろう、ということで管理人に掛け合ってビデオを見てみました。すると、ゆっくりと私の車に寄ってくる相手車の運転席には…誰も乗っていません。要するに、Dレンジに入れたままサイドブレーキを引いただけで車を離れてしまったので、エアコンのコンプレッサーがオンになってエンジンの回転数が上がりトルクが上がったことで動き出してしまったのでしょう。ぶつかったあとの車を見たときにPレンジになっていたので相手の話を信じてしまったのですが、あとから聞いてみると無意識のうちに動かしたかもしれないというようなことでした。

結局そうこうしているうちに呼んでいた警官がやってきたので事情を説明して、手続きが終わるまでにちょうど1時間ほどかかってしまいました。損害は本当に微々たるもので、もともと付いていた傷の方が大きく目立っているのでわざわざ直すほどでもないのですが、保険で直してくれるということなのでバンパーごと交換してくれたらラッキーというようなものです。まあそうはいってもケガ人がなかったのは本当に不幸中の幸いで、車が勝手に動いている間に老人が通りがかって避けきれなかったり、無理に止めようとした人が巻き込まれたりせずに本当に良かったです。

また、これまでそんな監視カメラには半信半疑で、本当に必要なのだろうかと思っていた私ですが、こんな形で役に立つとは思っても見ませんでした。カメラがあったおかげで相手の責任は一目瞭然で、何のわだかまりも無くすっきりと解決できたわけですが、もしもこのカメラがなかったら相手の最初の言葉を信じて犯人捜しになったり、何やらドロドロした展開になっていたかもしれません。映像に変化があったときだけハードディスクに記録されるレコーダーなのですが、思っていた以上の解像度があって、また簡単に操作ができるので妙に感心してしまいましたが、今後はそうそう役に立つこともないよう期待したいものです。