Marvel's The Avengers続編に乞うご期待!?

ミシガンに家族がやってきてから、毎週土曜日は子供達が日本語補習校に通っているので、送り迎えをしなければなりません。毎週末に長時間、日本のカリキュラムに従って勉強するという子供が大変なのは言うまでもないのですが、親にとっても時間の使い方がちょっと難しいのです。補習校の近くに住んでいる人はいいのですが、私はあえて車で30分ほど離れたところに住居を構えてしまったので、朝晩2往復するのも何だかもったいない気がして買い物を済ませたりしているのですが、毎週朝から晩まで出かけたままになってしまっていて結構疲れてしまいます。

しかし今日は授業の間に妻が出かけてしまったので、一人で時間を潰すことになりました。午前中には補習校の用事があったのですが、午後にはまた中途半端な時間ができてしまったので、久しぶりに映画を観に行ってみることにしました。今は何があるかと思って調べてみると、ちょうどMarvelの「アベンジャーズ」が上映されていて、しかも補習校近くのシネコンでIMAX 3Dでも上映されていることが分かり、意気揚々と行ってみたのでした。

この映画はMarvel Comicsを原作とするものですが、アイアンマンハルクソーキャプテン・アメリカといった単独作品のヒーローたちが同時に登場してしまうという、良く言えば贅沢、悪く言えば何とでも言えそうな、よく破綻せずに作れるものだというような作品です。スーパーヒーローなんてひとつの世界に一人だけというのが常識のような気がしていましたが、そういう常識を覆してこそあっと言わせるようなものができるのでしょうか。

しかし、自我の強そうなスーパーヒーローたちを団結させるのは大変、ということなのか、この作品の最初から7割程度のところまでは内輪もめが続きます。かなり派手な喧嘩をしてもお互い不死身なので大事には至らないわけですが、周囲はたまったものではありませんね。観客も「ほんとにこれで大丈夫なのかな」と思っていたところで敵が来襲して、急に協力し合うようになってしまうのですから都合のいいものです。まあ、皆根はいい人達ばかりですからね。

今回登場するスーパーヒーローたち、「アベンジャーズ」のうちアイアンマンハルクは数年前に映画化されておなじみでしたが、ソーキャプテン・アメリカはこの作品に間に合わせるために慌てて映画化したようになってしまいましたね。キャプテン・アメリカの方は私は見逃してしまっていて、一体どんなヒーローなのか予習もせずに観てしまったのですが、それでもなんとかなるものです。とはいえ、やはり馴染みが薄いので最初はあまり応援する気になれませんでしたね。まあこれから観てみることにしましょう。

アベンジャーズにはこれらのスーパーヒーロー、超人の他に、Black WidowことNatasha Romanoffと、HawkeyeことClint Bartonというのがいるわけですが、NatashaはScarlett Johanssonが演じていて、セクシーさをアピールしているのはいいのですが、Scarlettはもっといい映画に出るべきなのではないかと感じてしまいます。もちろんこれは私の勝手な思いですが、何だかもったいないような気がしてしまいました。

ということで、あえてストーリにはあまり触れませんでしたが、この作品はあくまで序章なのでしょうね。このあともシリーズ化されて続くようですから、その導入として観ればいいのかもしれません。アクションシーンはかなり派手ですし、特殊効果に金がかかっているのはよく分かります。あとはストーリーさえ…ってそれが一番肝心なんですが。