Ghost Rider: Spirit of Vengeance日本では公開しないのかな。

今年も「アベンジャーズ」や「アメイジング・スパイダーマン」などMarvel Comics原作の新作映画が次々やってきますが、どれもかなりパターン化しているのにアメコミにも結構たくさんのヒーローがいるものですよね。アベンジャーズではそれらのおなじみのヒーローたちが一堂に会して活躍することになるわけですが、そもそもそういう異なる世界の住人が集まってしまうというところもなかなか無茶なものです。まさに何でもあり、「エイリアンVSプレデター」なんていう映画が成り立つ国ですからね。

一方で、また大きく違う雰囲気を持つダークヒーローというのがいるのもまた面白いもので、DC Comicsの「バットマン」はその筆頭でしょう。以前観た「ゴーストライダー」もその一つだったのですが、ちょうどその続編「ゴーストライダー: スピリット・オブ・ヴェンジェンス」が3Dで公開されていたので観てみることにしました。

悪魔との契約により燃える骸骨の姿になって炎をまとったバイクに跨るゴーストライダー、前作では平常時のバイクはHarley Davidson、変身後はバイクも大きく変化していたと思うのですが、今作のバイクはどうやらヤマハVMAXのカスタム仕様のように見えます。燃え上がった後もその特徴的なエアインテークは残っていて、制作陣が変わったことで方針転換されたということのようです。まあ、バイクが変わったのは舞台がヨーロッパに移っているからかもしれませんね。
Ghost Backet Wheel Excavator
前回はゴーストライダーが変身後に乗るのはバイクだけだったかと思いますが、今度はトラックも燃え上がらせながら乗りますし、なんとバケットホイールエクスカベーターにまで乗って派手な活躍を見せています。前作に比べるとアクションの要素がかなり増えているのではないでしょうか。この作品も3D化されているのでそれを効果的に使おうとしたのかもしれませんが、今回はあまり3Dであることを意識することがなかったような気がします。もう慣れてきてしまったということなのでしょうか。

とある子供を悪魔から守るというのが今回の設定なのですが、その子供を守る母親を演じているのがViolante Placidoというイタリア生まれの女優さんです。もうそんなに若い人ではありませんが、画像検索してみるととても素敵な女優さんであることが分かります。2010年に「ラスト・ターゲット」という作品でGeorge Clooneyと共演しているようですが、これが世界デビュー2作目ということのようです。今からでも遅くないので、この先もいろいろな作品でお目にかかれるよう、活躍を期待したいと思います。

設定として「悪魔との契約」であるとか、他にもキリスト教色の濃いところがあったりしてあまり日本人には馴染みにくいところがあるのではないかと思うのですが、やはりこのシリーズはあまり日本人には受けませんよね。私はオカルトものが結構好きなのでなかなか良い感じなのですが、日本でも大ヒット…というようなことはないでしょうね。