Magic Kingdomちょっと懐かしい。

前の記事のとおり日中Disney’s Hollywood Studios (以下DHS)で過ごした後は、東京ディズニーランドのモデルになったというMagic Kingdom (以下MK)へ向かいました。各パーク間の移動にはDisneyが運行している無料のシャトルバス、モノレールまたはフェリーが利用できますが、DHSからMKへはシャトルバスに乗ることになります。なおモノレールは東京ディズニーリゾートにもできましたが、TDRのもの(ディズニーリゾートライン)が一周5km単線であるのに対し、WDWのもの(Walt Disney World Monorail System)は総延長23.7kmで本線は複線となっており、やはり規模は大きく違います。またディズニーリゾートラインは有料ですが、これは法規の関係もあるかもしれませんし、人口密集地に近いため無料にしてしまうとこれに乗ることを目的に来てしまう人も少なからずいそうですので仕方ないところでしょう。

MKに到着したのは夜7時を回ってからでしたが、この日はクリスマス・イブということもありMKは午前2時まで開園しており、到着した時にも園内はまだまだ多くの人がいました。特にパレードや花火を見るためにシンデレラ城前の広場には大変な人数が集まってまさにごった返しており、「クリスマス・イブは混む」と言われていたのはこの事だったのかと納得しました。
Cinderella Castle
しかし我が家の男子2名はパレードや花火には大して興味を示さないので、まずはBuzz Lightyear’s Space Ranger Spinに乗るために並びました。このアトラクションもTDLにあるものとほぼ同じですが、ライドに乗って光線銃で周りの的を狙い撃ち得点を競う、というものです。これはトイ・ストーリーの世界であるという以外は他の遊園地にもよくあるタイプのもので、同じトイ・ストーリーのToy Story Midway Mania!を楽しんできてしまった直後だっただけにちょっと不満が残りました。まあオープン時期に10年の開きがあるので仕方ありませんね。

この次はパークの真反対にあるHaunted Mansionに向かおうとしたのですが、ちょうどパレードと花火の時間にぶつかって通路は完全にふさがってしまい、迂回路を行ってみても行きたいのとは違う方向へ曲がらされて同じ所を回ってしまったりしました。しかしその迂回路の途中、普段はゲストは入れない裏手の通路の開けたところにいる時にちょうど花火が打ち上がり、なかなか見事な花火を見ることができたのは良かったです。

さすがに花火が終わると皆一斉に帰り始めるので園内は一気にすき、多くのアトラクションの待ち時間がほとんどなくなりました。しかしいかにフロリダといえど12月の夜はやはり冷え込むので、昼間暖かかったために薄着できてしまった私達はブルブル震えながらHaunted MansionとBig Thunder Mountain RailroadSplash Mountainに乗り、そして最後に子供達だけSpace Mountainに乗せて帰ることにしました。これらのアトラクションもやはりTDLにあるものとほとんど同じですが、その他にも各エリアの構造物やそれらの配置などがTDLに非常によく似ているので、かつて頻繁にTDLに訪れていた私は非常に懐かしく感じました。したがって、TDLに普段何度も行っているような人はWDWではあえてMKに行く必要はあまりないかもしれません。

ということで深夜12時を回ったところでMKを後にして、ホテルへのシャトルバスの乗り場があるTransportation and Ticket Center (TTC)というところまでモノレールに乗りました。幼いころに本で見た、未来予想図としか思えなかった「遊園地とホテル群をモノレールが結んでいる」という絵の世界をまさに体験している、ということで実は私は結構興奮していたのですが、家族は誰一人そんなことを気に留めなかったかもしれません。その後シャトルバスは行ったばかりだったのか結構待たされてしまい、その間に風邪を引いてしまったようですが、まあ何にせよ盛りだくさんで楽しい1日を過ごすことが出来ました。本当はディズニー直営のホテルに何泊も泊まるとどっぷり世界に浸れてさらに良いようですが、それはまたの機会にしましょう。