Mt. Brighton通勤時間とほとんど変わらない気軽さ。

3月になったというのにミシガン州南東部は今日も氷点下10℃を下回るような一日で、週末にはまたまとまった雪が降ったため、家の前に出来た雪の山は一向に小さくならないどころかますますうず高く積もっています。裏庭には人が踏み入れることがないのできれいな雪の上に野ウサギやリスなど少動物の足跡だけが残っている状態です。そこでせっかくの寒さですし、土曜日に降った新雪で滑るのも気持ち良かろう、ということで日曜日にまた家族でスキー場へ行ってきました。

今回向かったのMt. Brightonというところは自宅からわずか30分のところにあり、思い立ったその日に行くことができます。先日も家を出たのは12時を過ぎたくらいで、1時から5時まで有効な午後券を狙って行きました。しかしさすがに30分で着くだけあって、山というよりはちょっとした丘という程度の高さで、高低差は75mほどしかないようです。

リフト券には大人と子供の区別はなく、一日/午後/ナイター/一日+ナイターの4種類があるだけで、土日祝日は2割増しほどになっているようです。しかしここには2回目からは$10引きというシステムがあって、初回に情報を登録して作ったICカードリフト券を提示すると割引してもらえるようです。ICカードをムダにしないためにも良いシステムかもしれません。ただ初回には窓口で氏名や生年月日、住所などを登録しなければならないので若干時間がかかります。

ゲレンデは2つの丘にまたがっており、チェアリフト5本のほか、複数のトウロープやカーペットリフトがあります。私達はほとんどの時間を4人乗りのリフトで頂上まで登って降りるコースで過ごしましたが、斜面は初中級向けといったところでしょうか。気温の低い日が続いているので、ここでも全体的に雪質は悪くなく滑りやすかったのですが、終盤は下の方の固く凍った雪が出てきてしまっているところもありました。

また、ここはオリンピックのスロープスタイルで見たようなTerrain Parkにも力を入れているようで、いくつものコースが作られていました。これは私のスタイルではないので滑るところが減ってしまっていて若干残念だったのですが、これは最近の流行りなのでしょうか。昔は勝手にジャンプ台を作って失敗して大けがをするということがありましたが、こうして管理されているものなら大丈夫なのでしょうか。一回転するようなそれほど派手なジャンプをしている人はいませんでしたが、それにしては立派なコースでした。
Ahi Tuna Burger
途中、昼食をゲレンデサイドのOre Creek Mountain Grillというレストランで取りましたが、ここは普通に町中にあっても問題ないようなクオリティの料理を出すところで、私はAhi Tuna Burgerというのを食べましたが、これはホースラディッシュの効いたソースが炙ったマグロによく合っていて、さらにマグロの周りにまぶされた胡麻が香ばしく、非常に美味しい一皿でした。付け合せに選べるスイートポテトフライも良い甘みでした。値段は$15とそれなりですが料理に見合う価格であり、日本のスキー場で1000円のカツカレーを食べるよりははるかに満足度が高いでしょう。

ということで食事をはさみつつ時間いっぱい5時まで滑りましたが、1分もかからずに降りてしまうような短いコースなのでだいぶ回数をこなしました。またリフトもコースも空いているので、リフト待ちの行列や他の人を避けて滑るというような煩わしさがなく、気持ちよく滑ることが出来ました。しかしなんといっても嬉しいのはやはり自宅から近いということで、ゲレンデを出て30分後には家で休むことができるというのは非常に楽です。さすがにコースの短さには物足りなさを感じますが、スタッフも皆感じが良かったことですし、この気軽さがあるのできっとまた行くことでしょう。むしろもう前回のように4時間も運転する気になれないかもしれません。