華麗満月あれはあれ、これはこれ。

日本での年始の挨拶に欠かせないものといえば「お年賀」でしょうか。我が家では夫婦双方の実家に行くくらいなので帰省のお土産と同じような位置付けで購入するだけですが、お世話になっている人の家に挨拶回りするような人は毎年それなりの準備が必要で頭を悩ませている人もいるかもしれません。我が家は地元播州の米菓店である播磨屋本店で購入することにして行ってみたのですが、住宅地の中にある店舗の前には駐車待ちの車列ができており、10分程度待ってから車を停めて店内に入ってみるとまた注文・会計待ちの列ができているという人気ぶりでした。

今回お土産に妻が選択したのは「ユーロの星」です。これは一口サイズの揚げ煎餅をチョコレートでコーティングした和洋折衷のお菓子ですが、サクサクの揚げ煎餅としっとりしたチョコレートの食感がよく合っていて、塩味と甘さのバランスも良く、とても美味しい物になっています。また、5個パックのうち4つがホワイトチョコ、1つだけがブラックチョコとなっているのも洒落ていて良い感じです。

また、お土産用とは別に我が家での消費用として何が良いかと妻に聞かれたのですが、そこで私が答えたのは華麗満月です。これは「朝日あげ」という揚げ煎餅にカレー味を付けたものなのですが、もともと揚げ煎餅が好きなところに本格的なスパイスの効いたカレー味が付いているのですからたまりません。カレーと米なのですから合わないわけもなく、カレー風味も絶妙なバランスで今の播磨屋の製品群では一番のお気に入りなのです。播磨屋の店舗は国内各地にあるようですし、通信販売もあるようなのでぜひお試しいただければと思います。

しかし、製品はとても美味しく播磨の誇りに思いたいところなのですが、現社長である当代播磨屋助次郎氏の右傾ぶりはいかがなものでしょう。ウェブサイトのトップページの大半がすでにそのようなメッセージになってしまっていますし、そこにある通り東京都内では「スメラギ特別広報隊」と称してトレーラートラックの車体に怪しげなメッセージを大書きして走らせているそうで、社長の病気に付き合わされている従業員はどう思っているのでしょうか。また、どんなに素晴らしい製品を世に送り出していても、これでは…ということにならないのかと心配してしまいます。