仁王門お城だけではありません。

(ちょっとレイアウトが上手くいかず、読みにくくて申し訳ありません)

私の自宅は兵庫県姫路市にあるのですが、姫路といえば何といっても世界遺産で国宝の姫路城です。ここ数年、特に昨年大規模保修工事が終わってからは海外からの観光客もたくさん訪れるようになっていて、大変な賑わいとなっています。しかし、皆姫路にやって来てもお城を観たらすぐに次の観光地へと移動してしまうので、なかなか市内にお金が落ちていかないのではないかと思われるのが残念です。
灯籠
では一体何があるというのかですが、姫路市内のもう一つの名所と言えるそれは、城から見て北西の方向にある書寫山圓教寺です。比叡山大山と並んで天台宗の3大道場と呼ばれた格式の高い寺で、かつては京都からわざわざ天皇や鳳凰も訪れていたとのことです。
赤い実
この圓教寺には姫路駅から書写ロープウェイ行のバスに乗り、終点の書写駅バス停から書写山ロープウェイに乗り換えます。また、ロープウェイ山麓駅のそばには無料の駐車場もあるので、車で行っても年始などでなければ停める場所に困ることはないでしょう。
灯籠
ロープウェイの乗車時間は4分ほどで、山上駅で降りてから25分ほど参道を登ると摩尼殿にたどり着きます。また、山上駅を降りるとすぐ参拝料を支払うところがあるのですが、ここで500円余分に払うと摩尼殿そばまでのマイクロバスに往復乗ることができますので、歩くのが辛い人や時間のない人はこれを利用すると良いでしょう。
摩尼殿
摩尼殿は京都の清水寺のような舞台造りの建物になっています。清水寺ほどの規模ではありませんが、趣では負けていないのではないかと思います。昔の人はなぜわざわざこんな斜面に建てたのかと不思議に思えますが、現在の建物は1933年に完成したものだそうで、実はそれほど古いものではありません。したがって、一番立派な建物に見えながら、重要文化財には指定されていません。
食堂
一方、さらに先へ歩くと大講堂と食堂(じきどう)、常行堂という3つの建物が並んでいます。これらは14世紀から15世紀に建てられたもので、いずれも重要文化財に指定されています。食堂は一般公開されていて自由に中に入ることができますが、これだけの大きさの総二階だての仏堂というのは珍しいものだそうです。また、この建物はいろいろな映画の撮影にも使われていて、最も有名なのがラストサムライです。この撮影の際にはTom Cruiseも姫路に来たということで騒ぎになったものですが、さすがに街中を普通に歩いたりはしなかったようなので私が見る機会もありませんでした。
グラデーション
これらの他にもいくつもの建物があり、そのうち重要文化財に指定されているものも少なくありません。また自然が残されていて、本当に山の中に建物が建っているような形になっていますので、ちょっとしたハイキング気分も楽しむことができます。さらに、ロープウェイに乗らずに山麓から歩いて登ることももちろんできるので、軽い登山を楽しんでもいいと思います。
升
ということで、昨日妻と二人で紅葉を見に行ってきたのですが、紅葉はピークを過ぎてはいたもののまだきれいな木も残っていてなかなか楽しむことができました。来週末にはもみじまつり(PDF)も予定されていて賑わうのだろうと思いますが、残念ながら紅葉自体には若干遅いものの、ライトアップも行われるのでそれなりに美しい紅葉を楽しむことができるのではないでしょうか。

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(2016-11-20現在)