びわ湖テラス晴れていて涼しい時にもう一度行きたい。

ちょくちょく一人で長距離日帰りドライブをしている私ですが、たいてい東側は京都までで、それより先へ行くことはあまりありません。琵琶湖までの距離はそれほどでもないのですが、京都を超えていくのに時間がかかってしまうのと、京都を素通りすることがなかなかできないといった感じでしょうか。しかし、ちょっと前のことになってしまうのですが、先日は珍しく滋賀県まで足を伸ばしてきました。

滋賀県といえば何といっても琵琶湖ですが、その西側にびわ湖バレイというスキー場があります。夏の間はハイキングコースやジップラインなどのアクティビティを提供しているのですが、そこに最近オープンしたらしいびわ湖テラスというカフェのテラスから琵琶湖が一望できるらしく、どこかのウェブサイトできれいな写真で紹介されていたので行ってみよう、ということで一人で行ってきたのでした。

私はよくわかっていなかったのですが、びわ湖バレイの駐車場からびわ湖テラスがある山上まではロープウェイに乗って行かなければならず、びわ湖バレイそのものに入場料は不要ながらそのロープウェイの運賃が往復2200円もかかります。駐車場はそれとは別に1日500円です。そして大きなロープウェイで上に上がってまっすぐ琵琶湖テラスへ向かいましたが、実はこの日は台風の影響で曇っていて、ロープウェイに乗っているときから雲に囲まれていたのでテラスからも何も見えず真っ白です。それでもテラスに座って食事ができればと思ったのですが、テラスの座席は非常に少なく埋まっていて、ウェブサイトの写真のサンドイッチが美味しそうだからと思って楽しみにしていたのに、ビニールに包まれたまま出てきてがっかりでした。結局、ここでは何千円もかかってしまっただけで全然いいことがありませんでした。
白髭神社
しかし、なんとか気を取り直して次の目的地へ向かおう、と12時頃に下山してみると、上りのロープウェイは満員になっていて、駐車場もだいぶ埋まってきていたので、どうやら人気のスポットにはなっているようです。晴れた日ならさぞかし気持ちいいだろうという感じではあったのですが、曇っていても結構混み合うのですね。

そして私が次に向かったのは白髭神社です。琵琶湖の水中に浮かぶ鳥居が印象的な神社ですが、近江最古の神社と謳っており、本殿は1603年造営ということで400年以上の歴史を持つ重要文化財となっています。しかし、やはり写真映えするのは湖中大鳥居ということでそちらへ向かうのですが、駐車場からは国道161号線の横断歩道もないところを渡らなければなりません。これは子供には結構な試練なのではないでしょうか。
韓国から来たライダー
湖と言っても琵琶湖はやはり大きく、対岸の建物などが見えないので厳島神社の海中鳥居よりも絵になるかもしれません。拝殿に派手さがないので観光客はそれほど多くありませんが、私が写真を撮っているとバイクに跨ったまま写真を撮っている人がいて、ナンバープレートを見ると韓国のプレートでした。聞いてみるとやはり韓国から来たライダーで、日本中を回っていて近畿が最後のエリアだとのことでしたが、やはりそういう人には見逃せないスポットなのかもしれません。
メタセコイア並木
このあとはさらに北へ進み、メタセコイア並木へと向かいました。ここは草原の中にメタセコイアが左右にきれいに並んだ並木道のようになっていて、どの季節でもそれぞれ絵になる景色を楽しむことができます。今回は夏真っ盛りなので、葉っぱが青々と茂ってとても涼しげです。並木道は南北2つに別れたようになっていて、まっすぐ続いて見える平坦な南側も良いですが、私はちょっとした起伏のある北側の方が好みです。また、南から来る人が多いせいか南側の方がたくさん人がいて、北側は比較的静かなのも良いと思います。

ということで、最後はちょうど通りがかったので立雲峡に登って竹田城跡を眺めて帰りました。竹田城も私が行った2010年はまだ直ぐ側の駐車場まで車で上がることができて、観光客の姿もまばらでゆっくり過ごすことができましたが、すっかり有名になってしまった今は麓の駐車場に車を置いていかなければならず、週末ともなればごった返すようになってしまいましたね。この日はもう夕方だったので立雲峡も車が数台着ている程度でしたが、麓に臨時駐車場があるくらいですから混むときは混むのでしょう。一度うまい具合に雲海が広がっている時に通りがかったので寄ろうかと思いましたが、早朝だったのに満車と言われて立ち去ったことがあります。この変化もインターネットのせいなのでしょうか。