2年前の製品なので今さらですが、一応。
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我が家ではビデオのストリーミングサービスとしてはAmazon Prime Videoを利用しているだけで、NetflixHuluなどは契約していないのですが、今のところそれでも特に不満はないようです。Star Warsファンの私自身はDisney+の「マンダロリアン」はかなり観たいと思っているのですが、それだけのために契約しても無駄が大きいのでなんとか我慢しているところです。

テレビに繋がっているストリーミング再生用のデバイスとしてはPS4を使用しているのですが、この春から次男も一人暮らしするため持って行ってしまうということで、それでもPrime Videoは観られるようにしてくれと言われ、なにかストリーミングデバイスを購入しようと検討してみました。

まず選択肢はAmazonのFire TVの他、AppleApple TVGoogleChromecastとありますが、それぞれ特徴があります。主に観るのがPrime VideoとYouTubeなので、Fire TVかChromecastにするのが妥当なようにも思えますが、家族はみなiPhoneユーザーなのでそれとの親和性を考えるとApple TVも悪くありません。Chromecastは操作にスマートフォンが必要で単体では使えないということで早々に選択肢から外れましたが、結局決め手となったのは昨日から始まったタイムセールでFire TV Stick 4Kが1500円引きということでした。Apple TVとの価格差はちょうど1万円ほど、およそ3倍の値段になりますが、その差を埋めるほどのメリットは見いだせなかったということになります。

昨日注文して今日の午前中には届いてしまうという相変わらずの速さなのですが、セットアップも非常に簡単でした。本体をテレビのHDMI入力端子に差し込んで、USBの電源ケーブルを繋ぐだけで電源が入ってしまいます。ちょっと驚いてしまったのはWi-Fiパスワードを入力していないのに勝手にアップデートされてしまうことですが、これはEcho Spotかなにか他のデバイスで入力したものをAmazonが覚えているということなのでしょうか。しかし、その後ホーム画面はパスワードを入力し直さないと表示できなかったので、なんだかよくわからないままです。

一旦ホーム画面が表示されてしまうとあとの操作はPCのブラウザでPrime Videoを観るときとあまり違わないインターフェイスで、動作も軽快で使いやすいです。ただし、購入時にアカウントが自動的に紐付けられているので、ホーム画面の表示は私のアカウントでのものになっていて、家族のアカウントで使うためにはPrime Videoというアプリの中に入る必要があります。そのアプリ内の表示もあまりホーム画面と違うものではありませんが、私の視聴履歴などがホーム画面で丸見えなのがなんとなく居心地悪いような気がしないでもありません。

本製品自体は4K出力に対応していますが、テレビのほうが10年以上前のもので宝の持ち腐れ感があります。ただその分余裕があるというのは悪いことではないでしょう。なお、テレビの初期状態がオーバースキャン設定になっていて縁が切れてしまっていたので、これを「ジャストスキャン」に変更する必要がありました。しかし今どきのデジタル映像ソースの時代にオーバースキャンというのは必要なものなのでしょうか。オーバースキャンすることで解像感が失われることになるのではないかと思いますが。

付属のリモコンもテレビ自体の電源や音量を操作できてカーソル移動などの反応もよく使いやすいものだと思います。ただちょっと気になったのは、Fire TV自体の電源を切る方法はないのではないかということです。電源ボタンを押しても切れるのはテレビ本体の電源だけで、テレビのリモコンで電源を入れるとすでにFire TVの画面になります。それとも、Fire TVの起動がテレビ自体よりも速いためにそう見えるだけで、テレビの電源に連動しているのでしょうか。いや、さすがにそういうことですよね。