今年も残りあと半月となり、年賀状シーズンもたけなわといったところですが、我が家の年賀状はたいていクリスマス以降に慌てて書くということになるので、まだ図案も決まっていないような状態です。

年賀状といえば以前はプリントゴッコが定番でしたが、最近はパソコンで印刷というのが当たり前のようになってしまいました。プリントゴッコもデジタル化しながらも簡単さを売りにしているようですが、かつてのようなシェアを取り戻すことは到底無理でしょう。

私はこれまでNECのPicty900というマイナーなプリンタを使用していたのですが、これはHewlett PackardのDeskJet 880CというもののOEMだったため、FreeBSD用のドライバも開発されていてカラー印刷が可能だった、ということが購入の大きな決め手となっていました。しかし、やはりインクジェットプリンタと言えばEPSONとCanonの2強が画質を競い合っていて、HPは一歩どころか三歩ほど及ばないような状態でした。それでもさほど頻繁に印刷するわけでもなかったので今まで我慢していたわけですが、カラーインクがなくなったのを機会についに買い換えることにしました。

今回購入したのはCanonのPIXUS iP4100です。価格と性能のバランスが良いのと、はがき1枚あたりの印刷コストが9円台というランニングコストも重視して選択しました。EPSONでなくCanonを選んだのはあややよりハセキョー、というわけではなく、筐体のデザイン的な新しさと、前面給紙カートリッジも使えるということからです。さらに印刷後の保存性もEPSONの「つよインク」以上に高いということもポイントです。

早速設置、接続して試しに1枚写真をプリントしてみましたが、その印刷の美しさはまさに隔世の感です。5色インクの普及機でこの画質ですから、7色インクの上級機ではどんな美しさなのか想像もつかないほどなので、私にはこれで十分以上です。印刷スピードが想像以上に速く、スピードではまあまあと思っていた今までのプリンタよりも短時間で終わってしまったのには少々驚きました。とはいえ、実際の印刷を始めるまでの準備時間が数十秒あるので、あっという間、というわけにはいきません。

本当に今までのプリンタは何だったのかと、早く買い換えなかったことに後悔してしまうほどですが、だからといってそれだけで素敵な年賀状ができるわけではないので、これから図案に頭を絞りたいと思います。