先日の大阪食べ歩きでは、大阪で一人暮らしをしている次男と合流して夕食を食べることになっていました。というのも、「マロリーポークステーキ」というお店を私がInstagramで見つけたので、肉好きの次男ならきっと楽しんでもらえるだろうということで誘ってみたのでした。

もともと東京・自由が丘のお店のようですが、開業してからまだ3年という新しいお店で、しかしすでに東京と横浜に計6店舗、そして大阪難波と仙台でも開店しており、なかなか勢いがあるようです。

このお店のメニューはメインがポークステーキのみとなっていて、大きな豚の塊肉をじっくり焼いたものとなっています。ステーキの大きさは山の名前で表されていて、200gの日和山・天保山級から高尾山・六甲山級、富士山級、マッターホルン級、キリマンジャロ級と大きくなっていき、1.5kgのエベレスト級、2kgのオリンポス級に至ります。ちなみにオリンポスというのは火星にある標高21230m、地表からの高さ27kmの山だそうです。

大きなものは複数人でシェアすることができる、というかおそらくそう想定されているので、ライスとスープのセットを追加することができるようになっていて、私たちは700gのマッターホルンを2人で分けることにしました。もちろん一人ひとりオーダーすることもできますが、やはり大きな肉の塊にはロマンがあるのでそれを選びました。まあ、ひとり350gぐらいが手頃かなというのもあります。

やはり皿の上では日頃見慣れない大きさの塊肉にはなかなかのインパクトがありますが、ひとしきり写真を撮ったあと、シュラスコのようにそぎ切りにしながら小皿に取り、ステーキソースなどで味をつけながらいただきました。断面が薄いピンク色の良い焼き加減になっていて、とても柔らかく弾力があって、また旨味もたっぷりでとても美味しかったです。味付けはソースの他に塩コショウやわさびなど何種類かあって、巨大な肉を食べる場合でも飽きないようになっています。

今回の2人で700gというのは腹八分目をちょっと超える程度でとても美味しくいただけましたが、チャレンジ企画として20分でオリンポス級を完食すると1万円がもらえるというのはいくらなんでも厳しいのではないでしょうか。量もさることながらスピードも求められるというところが難易度高めに思いますが、実際に完食したという人もいるようなのがなかなか怖いです。

ということで、ただ面白いだけでなく、実際に美味しくいただけるのと、ポークということでビーフステーキよりはだいぶお手頃価格であるということで、私もぜひまた行ってみたいと思っています。わたしたちは今回開店直後に入ることができたので待たずに済みましたが、すぐに満席になって食べている間に待つ人がどんどん増えてきたので、やはり人気となっているようで、現状の開店ペースにも納得できました。