今朝まだ薄暗い4時過ぎに目が覚めたとき、外で非常ベルが鳴っているのが聞こえました。

私が住んでいるのは築40年近いマンションで、中古で購入してからすでに20年以上経っていて来年には住宅ローンも終わるのですが、構造的には問題がないし、立地もいいのでもうこのまま終の棲家にしてもいいかと思っています。以前はマンションの裏側が雑木林になっていたせいで、暖かい時期はムカデに悩まされていたものですが、伐採されて宅地になった今はムカデもめったに出てこなくなってホッとしています。

そしてもう一つの問題点が火災報知器です。私達が住み始めて間もない頃からずっとなのですが、特に梅雨時の湿度の高い時期に、火災報知器が誤発報するのです。これはもう毎年のことなので住人も完全に慣れきってしまい、非常ベルが鳴っても誰も出てきません。マンション自治会の理事長があたっているとこの非常ベルを止めに行かなければいけないのが非常に億劫です。

しかしこの問題はもっと大きな問題があります。つまり皆慣れきってしまっているので、ベルが鳴っても「またか」と思うだけ、つまり火災報知器なんて付いていないのと同じなのです。本当に火災が発生しても「またか」ということになってしまい、逃げ遅れる人が続出することは間違いないでしょう。

このマンションでも半年に一度の消防設備点検は受けていて、各戸の火災報知器をチェックしに来ますが、これは火災を検出できることを点検するだけで、誤検出しないことは点検できないので意味がありません。自治会総会のときにも何度も話題に出したことはありますが、どうも深刻さが理解されていないような気がします。管理会社も他人事なので真剣に対応しようとしているようには見えません。

以前、住み始めて間もない人が消防車を呼んでしまったことがあって理事長さんたちは大変だったと思いますが、いっそのこと毎回消防を呼べばそのうちきつく対応を求められるようになって、真剣に改善しようということになるのでしょうか。そんなことのために消防に迷惑をかける理由にはいかないので、そんなことよりもまず相談してみるのが良いですかね。