私は若い頃から「禿げてきたら坊主にする」と決めていて、妻にも結婚当初からそう言ってきていたのですが、実際には禿げる前から坊主頭にしてしまっていました。きっかけはアメリカ赴任で、現地の散髪屋に行って変な髪型にされるよりも自分で刈ってしまえ、というのが始まりです。その後はだいたい10日程度の間隔で、入浴時に刈るようにしているのですが、慣れてしまえば大した手間でもありません。

最初に散髪のために購入したカッターはPhilips Norelco QC5530/40というものだったのですが、さすがに10年ほども使い続けているとバッテリーがダメになってしまったので、次に購入したのがPanasonicボウズカッター ER-GS61-Wという製品です。実はこれを購入したのは昨年のことなので、今はもう売られていないようです。

この製品はボウズ対応バリカンとして売られていたものなのですが、何がボウズ対応なのかは良くわかりません。ただ、対応できる長さが10mmまでと他の製品よりも短くなっています。でも私が使うのはもっとも短い0.5mmだけなので、それは問題になりません。この製品を選んだ決め手は安かったということもありますが、「風呂で使える」と明記されていることが最大のポイントでした。私は入浴時に散髪するので、これはもっとも重要なことです。

ただ、買ってみてからわかったことで、刃を水洗いできるのはいいのですが、その後には必ず注油しなければならないというのはちょっと面倒なところでした。Philipsのものではそのようなことはなく、10年使っている間にも刃には何の問題もなかったのですが、まあちょっとしたことなので我慢しつつ使っています。しかしすでに付属のオイルは半分ほどになってしまっているので、オイルを買ってまで注油するかというと、Amazonのレビューで「注油していないが問題ない」と言っている人もいるのでやめてしまうかもしれません。

まあしかし、プロの散髪1回かそこらの金額だけで何年も散髪できてしまうのだから、髪型にこだわらない人にはかなりお得ですよね。とはいえ、私はもう坊主頭で通してしまっているので何も気になりませんが、普通の人はやはり抵抗あるでしょうね。頭を洗うのは楽だしすぐ乾くし、寝癖もできないので実に快適なんですが。