Philips Norelco QC5530/40数回で元が取れます。

海外に来た日本人が困ることの一つに、散髪の問題があります。日本の散髪屋さんの技術が世界一で外国の散髪屋さんが未熟というわけではないようですが、やはり人種ごとに髪質が異なるので日本人の髪は日本人の散髪屋さんが手掛けるのが最適ということだそうです。たまにその辺で散髪してしまってちょっとおかしな髪型になってしまっている人を見かけることもありますが、注文するのも文句をつけるのも英語でないといけないのでうまく伝えられない、というのも問題なのかなあとも思います。

というわけで日本人駐在員の多くはこちらで開業している日本人の美容院などへ行く人がほとんどのようです。確かにそうすれば言葉の心配も技術的な問題もなく安心ですが、私はなんだかそれでは負けなような気がしてしまって気が進みません。最初は近くのショッピングモール内にある10分14ドルのところでカットしてもらおうかと思ったのですが、どうせ短く刈るだけならとふと思い立って先日購入したヒゲ用のトリマーで刈ってみることにしました。実際には妻にやってもらったのですが、結果的には全く問題なく綺麗に刈ることができました。

ただ、ヒゲ用のものは刃の幅が狭いのでちょっと時間がかかってしまうのが難点です。今後も同じように刈るならちゃんと頭髪用のものを買った方がいいだろうということで、同じくPhilipsQT5530/40という製品を購入してみました。この製品そのものは日本では売られていないようですが、若干アタッチメント等付属品の少ないQT5530/15という製品はあるようです。

PHILIPS 【ボウズ&ショートが可能な回転ヘッド搭載】 セルフヘアカッター ブラック/グレー QC5530
メーカー:Philips (フィリップス)
Philips (フィリップス) (2011/04/23)
ISBN/ASIN:B004WM8HAM

この製品は自分で刈るためのものということのようで、ヘッド部分が45度刻みに180度回転するようになっており、後頭部や襟足を刈る際にも無理な持ち方をする必要がなくなっているのが特徴的です。実際に使ってみた感じでも、持ち手に対して90度角度を付けた状態で動かすことで、自然な体勢でスムーズに刈ることができました。

ヘッドは大小の幅のものときわぞり用(プレシジョントリマー)の3種類、コームも3種類あってその組み合わせにより様々な長さに設定することができます。ただ、小さい刃の幅はヒゲトリマーとほぼ同じなのであまり意味がなくなってしまうのですが、大きい歯の最短長さは3mm、その次は5mmとなっており、5mmでは若干長いかなと思う私の場合は3mm以外の選択肢が無いような状況です。まあ実際3mmで刈ってみるとちょうど良い感じなので、今のところは問題ありません。

下手に刈ると虎縞になってしまうことが心配ですが、コームがちょっとフレキシブルに角度が変わるようになっていて頭皮にフィットするためか、ムラなく仕上がりました。ただ、襟足部分や耳の周りなど細かいところはやりにくいので、ヒゲトリマーを使って仕上げましたが、この部分は小さい幅の刃に変えるといいのかもしれません。

手入れについては水洗い可能、注油不要ということで全く手間はかかりません。問題はこの切れ味がいつまで持つかということですが、こればかりはしばらく使ってみないと分かりません。アマゾンのレビューなどをみると少なくとも半年は問題ないようですが、さすがにそれくらいは持ってくれないと困りますね。とりあえずミシガンにいる間は持ってくれることを願いたいものです。