これまで神戸空港は「関西空港から需要を奪う」というような理由で国際線には利用されず、国内線専用の空港となっていましたが、海外からの観光需要の高まりからついに国際線の就航が計画されるようになり、その第一弾として仁川との間の国際チャーター便を大韓航空就航させる計画が表明されたとのことです。

政府の許認可はこれからですが、チャーター便とはいえ国際線が初めて就航するというのは今後台湾などへの便も加わってくる可能性も出てくるので、兵庫県民としては非常に嬉しく思います。私の自宅から神戸空港までは1時間ちょっとで行くことができますが、関西空港となると大阪湾を迂回しなければならないためその倍以上の時間がかかってしまい、とても不便に感じていました。関西空港へ行くくらいならむしろ岡山空港のほうが距離的にも近く、また駐車場も無料なので、次回台湾へ行くときには岡山からにしようと思っていたのですが、もしも神戸から行けるようになるならそのほうがずっと便利です。

また、神戸空港の利便性が向上して利用客が増えてくると、空港へのアクセス路線も便利になってくる可能性があります。現在は姫路から神戸空港へのリムジンバスというのが無くなってしまっていて、三宮駅からポートライナーに乗るというのが一般的だと思いますが、姫路近郊からの需要が増えればリムジンバスの路線が再設定される可能性に期待が生まれます。

就航するのが大韓航空の仁川行きだというのもなかなか良くて、韓国へ行こうという人はもちろん、それだけでなく仁川国際空港というのは巨大な国際ハブ空港なので、ここから乗り換えて他の国へ行くという人にも便利に使えるようになります。国際線の乗り換えはトラブルのもとになりがちなので私自身は利用に消極的ですが、関西空港や羽田空港へ何時間も掛けて行くよりは良いかもしれません。

ということで色々期待が高まる嬉しいニュースでしたが、蓋を開けてみたら空席ばかりですぐに撤退、なんていうことにはならないでほしいものです。神戸から直行で行けるということなら、私も初めてのソウルに行くというのもやぶさかではなく、ぜひ計画したいと思っています。